うちの近くにこんなのが出来ていていました。
『盛田昭夫塾』です。井深大さんと共にソニーの前身である東京通信工業㈱を創業し、世界的企業にまでした盛田昭夫さんと、その妻・良子さんの人となりを紹介する記念館らしいです。うちから1kmほどしか離れていなくて、いつものランニングコースの途中にあります。建設中に「なんか造っとるな」とは思っていましたが、いつの間にかオープンしていました。なんか宣伝したんかな…。知事や市長が来館しましたよーみたいなのはHPに載ってたけど。今どき、SNSで紹介しなかったら誰も来てくれんよね。盛田昭夫さんなんて、スティーブ・ジョブズだって尊敬する人なのに。
盛田昭夫さんといえば、僕の母校、小鈴谷小学校の前身である鈴渓義塾の卒業生。鈴渓義塾の卒業生にはトヨタ自動車中興の祖・石田退三さんや戦艦大和の艦長・森下信衞さん、敷島製パン創業者・盛田善平さん他、多数の著名人がいらっしゃいますが、盛田昭夫さんはその一人というだけでなく、そもそも鈴渓義塾を創設したのが、昭夫さんの4代前の盛田家の当主・11代目久左エ門(隠居後・命祺)さんなので、この辺りも興味深いところ。なんせ造り酒屋の15代目が、そこを飛び出してどうなるものかわからない電機の世界に行ってしまったわけです。よくもまあ、そんなことができたものです。成功したからよかったものの…。ちなみに昭夫さん自身は盛田家当主として、ちゃんと15代目久左エ門を名乗っていました。そういうのってかっこいい。
HPには
『「盛田昭夫塾」は、ソニー創業者となった盛田昭夫とその妻良子の人となりを紹介する記念館です。人との揺るぎない「縁」を何よりも大事にしていた昭夫。
彼は造り酒屋の十五代当主として生まれ世界に新しいビジネスと文化をもたらしました。その「縁」づくりを支えたのが妻良子の「おもてなしの心」です。この「盛田昭夫塾」では、二人が残した公私にわたる数々の品を展示し、その功績を伝えます。』とあります。
文字で読むと塾というイメージとは違いますが、ソニーを世界的企業にした盛田夫妻から学べることは多いはずです。