箱根、芦ノ湖の朝は激寒です。雪山用寝袋が活躍しました。
箱根に来たのは他でもありません。箱根駅伝、山登りの五区での走りを見るためです。五区のコース自体は車で通ったことがあり、その途中で歩いたことがありますが、実際に大学生の登り専門の選手が走るのを見たのは初めてです。
初めて見た印象は、みんながむしゃらだってこと。登りも最後のところで、ここまでずっと登り続けた選手たちには、わずかな力も残されていなくて、フォームはぐちゃぐちゃで、上半身もぶれぶれ。中には脚に手を当てる選手までいました。それでも彼らの体を突き動かすのは、仲間たちが繋いでくれた襷への思い。なりふり構わず、一秒でも早く、芦ノ湖まで襷を運ぶことだけを考え、必死で走っていきます。
やっぱり登りは簡単じゃない。エリートの彼らだって、苦しいのに耐えて走っている。あるいは耐えて走れるからこそ、彼らはエリートなのかもしれない。
素晴らしい走りを見せてもらえました。