お寺さんの屋根に上ってきました。いや、まあ、ちょいちょい上ってはいるんですけどね。お寺の屋根には鬼瓦の他にも、獅子や牡丹の巴蓋というのが乗っていることが多いのですが、今回は牡丹が倒れかけているということで、とりあえず行ってきました。
↓このお寺さんです。下から見ると牡丹はこんくらいの大きさですが
並んでみるとこんくらいの大きさがあります。けっこう大きいです。さらに言うと、このくらいの大きさになると、けっこう重いので、作業も慎重になります。
そして、上に見える棟。下から見ると、なんてことない高さに見えますが、並んでみると、こんな高さがあります。
けっこう急です(笑) この急なところに棟を積むときは、足場をしっかり組んで積んでいきます。そして、僕の背後に見える鬼瓦。下から見ると、そんなに大きく見えないけど、こんなに大きいんです。
脚の先端から頭の天辺まで1m50cmくらい?たぶん10個くらいのパーツで構成されています。今だと、うちなら下で組んで、クレーンで吊って上げますが、この時代だと、1個ずつ担いで上げて、屋根上で組んだはず。片方を組むだけで一日かかっちゃいそう。それはそれは大変な作業なんですけど、なんか想像しただけでもワクワクしちゃうのが、職人の不思議な感覚です。ちなみに京都とかのでっかいお寺さんの鬼瓦になると、この5倍くらいのデカさが当たり前だったりします。
ドローンを使うようになって、いつか撮ろうと思っていた、でっかい鬼瓦とのツーショットをやっと撮ることができました。またどこかのお寺さんで撮ってみますね。