トライアスリート屋根屋、四代目屋根誠・竹内のブログ

旅好きな屋根屋でトライアスリートの竹内賀規が、トライアスロンのことやトレイルランニングのことを書くついでに、屋根のことや瓦のことを書きます。

黄色いジャージの魔法がアラフィリップを走らせる。

トライアスリート屋根屋、常滑は屋根誠の竹内です。

 

今年は一切、触れてこなかったんですけどね。フランスでは大変なことが起こっています。

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ジュリアン・アラフィリップ

ツール・ド・フランスに出場している、クイックステップというチームのエースでフランス人のジュリアン・アラフィリップが総合1位を守り続けているんです。フランス人の総合優勝は1985年のベルナール・イノーまで遡ります。フランスを舞台とした、世界最大の自転車レースで、地元の選手が優勝から30年以上も遠ざかっていたわけです。日本に例えてみると、大相撲で日本人力士の優勝が30年以上、無いといったところです。

 

正直なところ、今年も優勝候補最右翼だったのは、昨年の総合優勝者でチーム・イネオスのイギリス人、ゲラント・トーマスだったし、同じフランス人だったとしても、ロメン・バルデに期待が集まっていて、アラフィリップは全くのノーマークでした。

ところが、序盤、まだ総合優勝争いが本格化する前に、ある意味で運良く、総合1位に躍り出ると、なぜかそのまま総合1位をキープ。第13ステージの個人タイムトライアルでは、どちらかといと得意ではないはずのTTで、まさかのステージ優勝。総合1位の選手が着る黄色いジャージ、マイヨ・ジョーヌはときおり、マイヨ・ジョーヌ・マジックという魔法を掛け、黄色いジャージを着た選手の実力を最大まで開放させることがあります。今回のアラフィリップにはまさしくマジックが掛かり、実力を遺憾なく発揮しているようです。

 

他にも数シーズンに渡って不調だった、フランスのアイドル、ティボ・ピノーが久しぶりに活躍し、数名のコロンビア人が山岳コースを舞台に躍動しています。このブログがアップされる頃には、久しぶりのフランス人チャンピオンが誕生しそうな雰囲気ですが、2位とのタイム差はそれほどでもなく、アラフィリップが遅れると一気にひっくり返る可能性も十分あります。このブログがアップされる頃には、第19ステージが終わっているので、果たしてどうなっているのかわかりません。とはいえ、アラフィリップに勝ってほしい!今年のツールはめちゃくちゃ面白い!