トライアスリート屋根屋兼遅咲き探偵、常滑は屋根誠の竹内です。
探偵。それは男の子の永遠の憧れ。Huluでは現在、竹内結子さんが主演する『ミス・シャーロック』という、探偵物が配信されていて、なかなか面白いので、毎週金曜日の新作配信を待ち遠しく感じます。そして、ネットにはこんな画像が転がっていて。
泥棒を制圧する一般人らしいです。しかも煙草をくわえたままで。もうね、さすがはシャーロック・ホームズとジェームズ・ボンドの国ですよ。
僕はといえば、やっぱり探偵に憧れていて、40年近く前にテレビで放映されていた沖雅也さんの『俺たちは天使だ!』なんて大好きだったし、もちろん松田優作さんの『探偵物語』も大好きでした。なんかピンチになっても飄々とした雰囲気がカッコイイんですよね。もちろん小説も好きで、東直己さんの『ススキノ探偵』シリーズは特に好き。
『ススキノ探偵』シリーズはわかりやすく言うと、大泉洋さん主演で映画化された『探偵はバーにいる』のシリーズです。一作目『探偵はバーにいる』や、二作目『バーにかかってきた電話』は紛失してしまったようなので、途中の作品の写真ですが、『ススキノ探偵』シリーズはもちろん、『探偵・畝原』シリーズや『殺し屋・榊原健三』シリーズも全て読んでいます。いわゆるハードボイルド小説で、煙草、酒、女、薬、暴力、殺人、ヤクザと、僕には縁遠い世界に生きる男たちの、それでも自分なりの正義の物語。探偵というのは怖い目にも遭うけど、かっこいいものだと、映画や小説の世界に憧れるわけです。
そんな僕のところに一本の電話がかかってきました。『バーにかかってきた電話』ならぬ、『屋根屋にかかってきた電話』です。まあ、普通のことです。電話の内容は「盗聴器発見の代理店になりませんか?」というものでした。
「なりません」
と、即断返答しましたが、ちょっと探偵の匂いが漂ったので、話くらいは聞いても良かったかなーなんて思ったりして。もし、代理店になって、探偵の端くれにでもなっていたら『探偵は屋根にいる』だったのに。