本当は別のことを書こうと思っていたのですが、マラソン界でビッグニュースが飛び込んできたので、緊急で書くことにしました。
祝!川内優輝、ボストンマラソン優勝!
毎年4月の第3月曜日(日曜日ではない)に、アメリカ、マサチューセッツ州ボストンで開催されるボストンマラソン。世界で最も歴史が長く、今年で122回目を迎え、世界6大マラソン大会の一つに数えられます。世界中のランナーが目標とする大会といっても過言ではありません。
昨年は大迫傑が3位となり、久しぶりに日本マラソン界が沸いたのですが、今年は公務員ランナーの川内優輝が優勝するという快挙。日本人の優勝は瀬古利彦以来、実に31年ぶりのことです。
YouTubeを見てもわかる通り、強風に大雨。多くの選手がウインドブレーカーを着用し、後半にペースを落とす中、川内選手は自身の代名詞とも言える激走を見せ、次々と名だたるトップランナーを捉え、置き去りにしていく。
「ただ前だけを見て、ひたすら前だけを見て自分のベストの走りをしたら勝てました。私にとっては最高のコンディションでした」という言葉通り、川内選手は天候に惑わされず、自分の力を出し切ることで偉業を成し遂げました。
通常であれば勝てない相手と勝負するためには、特別な何かが必要で、川内選手にとってはそれが天候だったのかもしれません。というよりは、悪天候をチャンスにした。
あれだけの悪天候であれば、川内選手も他の選手と同じようにタイムを落としてもおかしくないのに、川内選手だけは大幅にタイムを落とすことなく走り切りました。
天候が悪いと、脳は走るのを止めようとします。他の選手の表情を見ても、明らかにツラそうに走っていました。しかし、川内選手はいつも通り。いつも通り苦しそうなのかもしれませんけどw しかし、いつも通りに走ることが難しいコンディションで、いつも通りに走ったというのが、川内選手の凄いところ。しっかりと脳を鍛えている証拠でしょう。
昨日の今日で、とても参考になりました。
川内優輝選手、おめでとう!