トライアスリート屋根屋、四代目屋根誠・竹内のブログ

旅好きな屋根屋でトライアスリートの竹内賀規が、トライアスロンのことやトレイルランニングのことを書くついでに、屋根のことや瓦のことを書きます。

春の雨の名前

トライアスリート屋根屋、常滑は屋根誠の竹内です。

 

春は雨の季節です。今朝も雨が降っていましたね。

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昨日の朝、事務所の外でゴソゴソしていたときに、近所のおばあちゃんから「今日の雨は何時からだね?」と聞かれました。天気予報では3時頃からとなっていましたが、「昼頃からだよ」と答えました。結局、降り出しは12時前で僕の正解。うちの辺りでは天気のことは海苔屋に聞けばわかると言うんですけど、近所の人は屋根屋に聞きます。

 

日本には雨に名前がたくさんあります。

一説によると、日本には雨の名前が400以上もあるらしいです。四季があり、季節によって雨の降り方の違う日本らしさがありますよね。

 

春の雨の名前

春雨:はるさめ:2月末から3月の晩春に降る、雨足が細かくしとしと降る雨。
紅雨:こうう:春、特に花が咲いている時期に降る雨。赤い花に降り注ぎ、花が散るさまを例えた言葉です。
菜種梅雨:なたねつゆ:3月から4月の菜の花が咲く頃の、しとしとと降る雨。
卯の花腐し:うのはなくたし:旧暦の卯月に降り続く長雨。卯の花を腐らせるほど続く長雨のこと。季語:夏
五月雨:さみだれ:旧暦5月の長雨のこと。
梅雨:つゆ、ばいう:夏至の頃を中心として前後20日ずつの雨期。梅の実が熟す時期のため、梅雨と書きます。昔は、黴(カビ)の生えやすいことから、黴雨とも書きます。
走り梅雨:はしりつゆ:梅雨入り前に、雨が続く状態。
暴れ梅雨:あばれつゆ:梅雨時期の終盤に見られる激しい雨のこと。
送り梅雨:おくりつゆ:梅雨の終わりに降る、雷を伴う雨。もうすぐ梅雨明けのサインです。
返り梅雨:かえりつゆ:梅雨明け後に再び雨が降り続くこと。戻り梅雨、残り梅雨とも。
空梅雨:からつゆ:雨が少ない梅雨。旱梅雨(ひでりつゆ)、枯れ梅雨(かれつゆ)とも。
緑雨:新緑の頃に降る雨のこと。しっとりとした美しい日本らしさを感じさせます。
麦雨:麦の実る時期の雨で、梅雨の別称。
小糠雨:こぬかあめ:とても弱く細かく降る雨。春に降るものを指し、秋に降るものは霧雨といいます。

 

梅雨って春の雨なんですね。

本当は全部の季節の名前を書こうと思ったのですが、あまりの多さに今回は春だけにして、7月あたりになったら夏の雨の名前を書こうと思います。

 

雨にこんなにも多くの名前を付ける国であり、豊かな水があるからこそ、豊かな国なわけです。雨がたくさんふるから、屋根も大切なんです。