トライアスリート屋根屋、四代目屋根誠・竹内のブログ

旅好きな屋根屋でトライアスリートの竹内賀規が、トライアスロンのことやトレイルランニングのことを書くついでに、屋根のことや瓦のことを書きます。

AERO-R1をかぶってみた

トライアスリート屋根屋、常滑は屋根誠の竹内です。

 

使っている機材を新しくて高級な機材に代えたところで、必ず速くなるとは限らないのはわかっていても、新しい機材がどうしても気になるのがロードバイク乗りやトライアスリートの性です。久しぶりにヘルメットを買ったのでインプレッションしてみます。

 

ヘルメットの意味

ロードバイクに乗る上で欠かせないのがヘルメット。たまにヘルメット無しで乗ってみると、短い距離でもけっこう不安になります。実際にうちの女房は落車して、ヘルメットが割れたことがあるので、安全面でのヘルメットの重要性はよーくわかっています。

 

ロードバイクに乗らない人たちにとっては、安全のためとしか見えないと思いますが、実は速さにも影響を与えるもので、空気抵抗の観点から見ると、自転車を替えるよりも、ヘルメットを替えたほうが速くなると言われるほどの影響があります。

 

ちなみにひと昔前のエアロヘルメットというとこんな感じ↓

「スペシャライズド エアロヘルメット」の画像検索結果

エイリアン感がすごいです(笑)

ロングテールタイプのヘルメットはエイリアン感はすごいんですけど、頭から背中にかけてのラインが曲線でつながり、空気がきれいに流れるようになっています。頭の後ろできれいに流れることが重要なわけです。

 

ならば、ロングテールのほうが良いのではないかと考えがちですが、人間というのは、ずっと前を見ているわけではなく、横も向けば下も向くわけで、そのときには長いテールが抵抗を生み出すことになります。

 

そこで頭の良い人たちが考えたのが、ショートテールのエアロヘルメット。テールを短くすることで、横を向いても下を向いても空気抵抗を生み出しません。だからといって、テールが短いことで普段の空気抵抗が大きくなっては意味がないので、仮想テールという理論(?)により、テールが短いのに、空気が背中をきれいに流れる形状を開発したそうで、各メーカーがこぞってショートテールのエアロヘルメットを発売しました。

 

Kabuto AERO-R1

GIROというメーカーがエアアタックというショートテールヘルメットを出してから、ずっと欲しいなと思っていたのですが、もうめちゃくちゃ高い(45,000円とか)のと、いかにも日本人という形をしている僕の頭に合うのは、KASKの一部、アジアンフィットが用意されているスペシャライズドとボントレガーの他には日本製のKabutoくらい。

 

スペシャとボントレガーから発売されているショートテールなら三万円弱なので、買えなくもないなと思って、二年ほど悩んでいたら、ついにKabutoがやってくれました。

 

今回、新しく買ったのはKabutoのAERO-R1という、ショートテールタイプのエアロヘルメット、サイズはS/Mです。

AERO-R1 | AERO-R1 | Kabuto

AERO-R1 商品写真

このヘルメット、実売価格で二万円を切っています。もうめっちゃ安い!お財布に優しいというのは本当に助かります。そして、さすがのフィット感!ヘルメットって長時間かぶるので、フィット感が悪いとつらいんです。そこに妥協しなくて良くなったのは最高です。

 

サイズに関して、頭の周囲が58センチの僕は、同じKabutoのモストロⅡだとM/Lですが、AERO-R1だとS/Mでいけます。

 

このヘルメットの特徴は軽いこと。S/Mサイズのシールドを取り外した状態のカタログ値が205g。実際に計ってみたら204gで、シールドを装着しても246g。

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今までかぶっていたKabutoのモストロⅡ、M/Lサイズの実測値は214g。

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シールド装着時の数値的にはモストロのほうが軽いのですが、持ってみるてもかぶってみても、AERO-R1のほうが軽く感じます。これはバランスによるところでしょう。

 

ヘルメットの外寸はAERO-R1が一回り小さく作られています。

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にも関わらず、モストロだとM/Lサイズで、AERO-R1はS/Mサイズになります。かぶった見た目もAERO-R1のほうがコンパクトです。単純に小さいというのも、当然、空気抵抗を減らすことに役立ちます。

 

かぶってみるとこんな感じ↓ 

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シールド内にサングラスをかけても問題ありません↓

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エイリアン感は無くても、ガッチャマン感が強い…。

 

そして、僕がS/Mサイズでかぶれることによるメリットが、もう一つ。僕と女房でヘルメットを共用できるのです。同じ大会に出場することは無いので、エアロヘルメットは一個あれば良いんです。

 

かぶって自転車に乗ってみた感想は、まず軽いことと風切り音が減ったという印象。風切り音が減ったということは、空気がきれいに流れている証拠なので、狙い通りです。それから、意外と熱くない。真夏に長時間、かぶらないといけないので、暑くなりにくいというのも重要です。実は空気抵抗の軽減と、涼しさを保つためにヘルメットに穴を開けることは相反するのですが、この辺りのバランスも上手にとられているみたいです。シールドを使っても、シールド内に空気が入ってくるように設計されているのか、かなり涼しく感じます。これはうれしい。

 

このヘルメットをかぶっての初戦は沼津のトライアスロン駅伝です。距離は短いですが、楽しみになってきました。

 

ではでは。