トライアスリート屋根屋、四代目屋根誠・竹内のブログ

旅好きな屋根屋でトライアスリートの竹内賀規が、トライアスロンのことやトレイルランニングのことを書くついでに、屋根のことや瓦のことを書きます。

安全作業に徹したいけども

トライアスリート屋根屋、常滑は屋根誠の竹内です。

 

連休前ってことで忙しいですね。うちは明日も仕事です。屋根屋には祝日って、あんまり関係ないんですよね(´Д`)

 

屋根屋の抱える危険

 

屋根屋の仕事は、夏は暑くて、冬は寒い。1日で何トンもの瓦を持つ重労働だし、もちろん高所だから危険も伴います。

 

にも関わらず、日当が低かったりするのも問題なのですが、それは置いておいて、今回は危険が伴うという点について。

 
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二階の屋根から下を見下ろした写真です。軒先から地面までは5メートル以上あります。二連梯子という伸びる梯子を使って、屋根に上って仕事します。

 

梯子が倒れないように、横方向に支えてくれるスタビライザーというのを取付て、可能な限りの対策はしますが、二連梯子から屋根に移るときは一層危険で、新人にとっては凄まじい恐怖の時間になります。

 

本来なら足場を組んで、安全作業に徹するべきなのですが、実質、数万円の仕事に対して、同じか、それ以上の足場代がかかるということは、お客さんに対する負担を大きくするし、さらに言えば、作業ではなく、雨漏り個所や傷んでいる個所を特定するための点検で上るときはどうするのか、という問題もあります。

 

中にはドローンを使用して屋根点検することを提案する仲間もいますが、これも初期投資が必要だし、免許を取得して、法的には許可をもらったとしても、町中ではクレームになる可能性が高く、決定的な解決とはいかないのが現実です。

 

今回のブログに答えはありません。僕たち屋根屋が当たり前にやっていることですが、そういう危険とジレンマの中で仕事しているということを、少しだけでも知って頂ければ思います。

 

ではでは。