トライアスリート屋根屋、四代目屋根誠・竹内のブログ

旅好きな屋根屋でトライアスリートの竹内賀規が、トライアスロンのことやトレイルランニングのことを書くついでに、屋根のことや瓦のことを書きます。

建築学科の学生と一緒に瓦の産地・淡路島へ。

トライアスリート屋根屋、常滑は屋根誠の瓦葺き師・竹内です。

 

2021年4月、僕は名城大学で建築を学ぶ学生たちを連れて淡路島に行きました。それから三年後、再び名城大学の学生と淡路島に行ってきました。目的は3年前と同じく、『淡路の瓦師・道上大輔』さんの話しを聴いてもらうためです。

道上さんは屋根、建築が町並みや景観に与える影響を分かりやすく、かつ感性に伝わるように話してくれます。道上さんの話しを聴くと、屋根を瓦にする意味が頭ではなく、心で理解できるんです。

これから建築家になっていく彼らには、自分たちの仕事が町並みを造り、そこに住まう人たちの人生を作っていくということを理解してほしくて、今回の経験がそのきっかけになってくれたらと思って連れて行きました。いや、ちょっと大げさかw

今回、参加してくれた学生たちは、これまでとは屋根に対する見方や考え方が変わったはず。願わくば、いつか彼らが一人前になり、設計したときに、瓦を使った家を建ててほしいと思います。そのときこそ、この日の道上さんと僕が報われる日になるのかな。

はっきり言ってお金にならないし、なんなら僕がお金を使って連れていくのですが、なんせ楽しい。事前に簡単な説明だけはしてあるけど、参加してくれた人たちの想像を上回る話しを聴き、経験している姿を見るのが楽しい。お金には代えられない楽しみの一つです。