トライアスリート屋根屋、四代目屋根誠・竹内のブログ

旅好きな屋根屋でトライアスリートの竹内賀規が、トライアスロンのことやトレイルランニングのことを書くついでに、屋根のことや瓦のことを書きます。

雨漏り修理には簡単なのと難しいのがある。

トライアスリート屋根屋、常滑は屋根誠の瓦葺き師・竹内です。

古民家の雨漏りならお任せあれ。

1日で2軒の雨漏り関係です。1軒目は築70年くらいの僕の得意なやつ。屋内から雨漏りしている場所に目ぼしをつけてから屋根に上がり、そのあたりを見てみます。瓦が割れているのがわかりますか?ど真ん中あたりです。

赤丸で囲んだのが割れている箇所です。

隣の瓦をめくってみるとわかります。

隠れている場所ですが、小雨程度なら雨漏りしないようなので、ほぼ正解でしょう。

このあたりに雨の影響が見られます。

置いてあった予備の瓦を一部、欠かして大きさを調整してから葺き戻して完了です。

白っぽく見えるのが欠かした箇所。

古い建物は雨漏りしても、場所の確定も簡単なら修理するのも簡単です。とはいえ、これだけ古い建物の屋根となると、今の若い人には修理できないかも…。

2軒目は超ハイグレードな雨漏り。

2軒目はトライアスロン仲間からのヘルプ要請。築25年程度の比較的新しい建物ですが、新築してしばらくから雨漏りが始まって、建てた業者に見てもらっても原因がわからず、ずっと困っていたとか。いつか僕に相談しようと思っていたけど、家が遠いのもあって先延ばししていたみたい。この日はうちの事務所に来てくれて、写真から雨漏りの原因を予想しました。が、雨漏りしている箇所は屋根ではなく、外壁なのかサッシなのかバルコニーなのか、とても難しいところ。超ハイグレードな雨漏りなので、可能性を伝えるのと、まずは天井に点検口を開けることを提案し、あとはトライアスロンの話に終始する感じで。それでも話しただけでも、気分が楽になり、少し進むきっかけを得たようでした。

雨漏りしたら、まずは誰かに話してみよう。

雨漏りの修理には簡単なことと難しいことがあります。それでも、まずは業者に相談しないと何も始まりません。様子を見て直ることもありません。雨漏りしたら、まずは信頼できる人に相談してみると良いと思います。その人が建築関係の業者じゃなくても、その人の知り合いに良い業者がいるかもしれません。雨漏りしたら、まずは相談です。