トライアスリート屋根屋、四代目屋根誠・竹内のブログ

旅好きな屋根屋でトライアスリートの竹内賀規が、トライアスロンのことやトレイルランニングのことを書くついでに、屋根のことや瓦のことを書きます。

『やりたいこと』と『やらないといけないこと』

トライアスリート屋根屋、常滑は屋根誠の瓦葺き師・竹内です。

 

親しい人と話をしていたときに、その人が「やりたいことリストを作ったほうが良いんだろうか」と言いました。でも、その人はリスト化することに違和感を覚えているとも言いました。僕も同じよう違和感を感じてリストを作ったことはありません。『やらないといけないことリスト』なら、一日の中で必ずこれだけやると書きだして、嫌々でもやるために作ることはありますが、『やりたいことリスト』は何か違うなと感じていました。

やりたいことをリスト化した時点で、やらないといけないことリストに変化してしまう。

話している間に、ふと降りてきたのは『やりたいことリスト』というのは、作った時点で『やらないといけないことリスト』になってしまうんじゃないか、という考え。やりたいことというのは、僕にとって基本的に楽しいことがほとんどで、常に心のどこかをわくわくさせてくれるもの。わざわざリストにしなくても忘れることはないはずのものです。ところがリスト化、文字化すると、どうしてもそれが目に入るようになり、どこかでやらないといけないと感じるようになる気がするんです。一口にやりたいことと言っても、その中で優先順位はあるし、すべてをやることはできません。となると、リストの中で優先順位が低いものは『やれないこと』として可視化されてしまう。せっかくやりたなと思っていたことが『やれないこと』とはっきりしてしまうのも悲しいことです。

明日、死ぬとしたら、今日は何をするか。

明日、死ぬとしたら、今日は何をするか。そんなことを言っても、今日も明日も仕事をします。でも、いつかそのときが来るまでに、やりたいことやりたいことのままで可能な限りやるというのが、僕の性分に合っているような気がします。