トライアスリート屋根屋、四代目屋根誠・竹内のブログ

旅好きな屋根屋でトライアスリートの竹内賀規が、トライアスロンのことやトレイルランニングのことを書くついでに、屋根のことや瓦のことを書きます。

壊したフェンスを保険で修理した話。

トライアスリート屋根屋、常滑は屋根誠の瓦葺き師・竹内です。

 

恥ずかしいことを書きます。30年近く屋根屋をやってきて、初めてハシゴを倒しました。うちの辺りは有名ではないけど、全国でも有数の風の強い地域です。日頃から立てかけたハシゴには注意するのが当たり前だし、その日も注意していたし、ほぼ無風でした。

屋根にハシゴを立てかけ、ハシゴが倒れるのを防ぐために固定するベルトを持ってくるのを忘れたことに気づき、すぐそこの車まで取りに行った数秒後、5秒もたっていないときにハシゴが倒れ、お客さん宅のフェンスを曲げてしまいました。なぜ倒れたのかは、未だにわかりません。

すぐにお客さんが家から出てきて、僕のことを気遣ってくれ、さらには「曲がっているところだけ伸びればいいよ」と言ってくれましたが、完全に僕のミスなので、そんなわけにはいかず、すべての新しいフェンスにさせていただきました。

保険でフェンスを交換。

ここからはお金の話なのですが、今回のフェンス交換にかかった費用は、屋根の修理でいただいた代金の数倍の20万円ほどになりました。めちゃくちゃ痛い出費です。が、うちは一般社団法人全日本瓦工事業連盟と東京海上日動火災保険が運営する『全瓦連第三者賠償責任保険』に加盟しているので、今回のフェンス交換にかかった費用は、保険金でまかなうことができました。

もしフェンスではなく、人だったとしたら。

めったに使うことのない保険だし、仮に加入していなくても、20万円くらいのことであれば払えないわけではありませんが、今回は不幸中の幸いでフェンスを壊しただけで済みましたが、これが自動車を壊したり、あるいは人に当たったりしたら、それどころではありません。そんなことを考えると、保険の大切さが身に染みてわかった出来事でした。

保険加入も業者選びの基準の一つかもしれない。

こういった保険は加入しているところと、加入していないところがあります。お客さん側に立ったとすると、屋根屋を探すときに、保険に加入しているかどうかを基準の一つにするのも良いかもしれません。