トライアスリート屋根屋兼リバーガイド、常滑は屋根誠の瓦葺き師・竹内です。
水辺の事故が多発しています。
梅雨明けし、夏休みに入った途端に水辺の事故が多発しています。僕はリバーガイドとしてお客さんを川で遊ばせる仕事をすることもあれば、トライアスロンのスイムで泳ぐこともあり、さらには釣りで水辺、あるいは舟で海に浮かぶこともあるので、普通の人よりも水辺にいる時間が多いかもしれません。
川で事故に遭遇し、助けられなかった経験。
ずいぶん前のことになります。
リバーガイドとしてお客さんを乗せてラフティングの仕事をしていました。午前中に同じ川の岸で高校生が飛び込んで遊んだりしているのを見て「流されると危ないから気をつけて」と声をかけて通過しました。
午後の部で高校生が遊んでいた場所を通過しようとしたとき、高校生が「一人流されました!助けてください!」と叫ぶ声が聞こえました。急いでお客さんを一艇の舟に集まってもらい、手の空いたガイドで消防が到着するまで捜索しましたが、発見には至りませんでした。同じ川の同じ場所で、大人が流されたときにも遭遇したことがあります。リバーガイドなんて言っていても、必ず助けられるわけではないし、そのときは無力感に苛まれました。
ガイドは危険を知っているからこそ、装備をしっかりする。
僕らガイドはプロで水に慣れています。いわゆる激流で泳ぐトレーニングもします。それでも浮力の強いライフジャケットを装着するし、お客さんにはさらに強い浮力を持つライフジャケットとヘルメットを装着してもらい、レスキュー方法も含めて流されたときの対処方法も伝えます。
なので、よほどのことが起こっても事故には繋がりませんが、それは逆に言うと、強い浮力を持つライフジャケット無しで川に流されたら何もできないことを知っているからに他なりません。
絶対にライフジャケットの着用を!
大人とか子どもとかは関係なく、水辺、特に川で遊ぶときはライフジャケットの装着を強くお願いします。命は数千円で守れることがあります。