知多半島の北端、名古屋市の南部に位置する東海市まで見積書を持っていったときです。右折するために信号で待っていると、正面から歩いてくる人がいました。真っ黒に日焼けして、身体はしまっていて、ただ者ではない雰囲気を醸し出しながら歩いてきます。ただ歩いているのとはまったく違う雰囲気。競歩です。東海市に居を置く愛知製鋼には陸上競技部があり、競歩の選手がいます。
愛知製鋼陸上競技部 山西利和選手。
歩いてきたのはおそらく山西利和選手。2021年東京オリンピック、20km競歩の銅メダリストで、2022年世界陸上、20km競歩の金メダリスト。世界最高の競歩選手です。
競歩選手は普通の人が走るのより速い!
世界レベルの競歩選手の速さは尋常ではありません。山西選手の20km競歩のベストタイムは1時間17分15秒。僕のハーフマラソン(もちろん走って)のベストタイムが1時間30分ほどなので、歩いて1時間17分というのが、いかに速いかわかると思います。
こんなふうに世界最高レベルの選手を見ることができる環境にいるっていうのは幸せなことですよね。