雨が降った日曜日。山には行けないし、前日までの練習の疲れも溜まっていたので、練習を止めて映画を観に行ってきました。2023年WBCでの野球の日本代表チーム、侍ジャパンの活躍の裏側を描く『憧れを超えた侍たち 世界一への記録』です。
正直なところ「タイトルださくない?」と思ったwけど、内容はめちゃくちゃ良かった!映画といえどドキュメント。大会前の代表選考段階からの、実際の雰囲気や交わされた会話、表情が記録されています。
監督の思いが伝染していく。
栗山監督が選手選考の初期段階から、大谷翔平選手やダルビッシュ有選手を呼びたいと言っていても、コーチ陣や編成担当は呼びたいとは思っているものの「無理でしょ」という雰囲気だったのが、何度も会議を重ねるうちに栗山監督の思いが伝染し、変わっていくのが分かります。選手たちも招集された当初は、どこかよそよそしい感じだったのが、一体感を増していきます。チームをまとまたのが最年長のダルビッシュだったは知られていますが、実際に栗山監督がダルビッシュに、その役割を頼むシーンやダルビッシュが他の選手に声をかけるシーンも記録されていて胸アツです。
2023WBCで歓喜した人なら絶対に観るべき。
韓国戦で小指を骨折した源田壮亮選手が残った意味、佐々木朗希選手がメキシコ戦で打たれた後に流した涙、そして追いついてもらった後の涙。苦しむ村上宗隆選手。象徴としてチームを引っ張る大谷翔平選手。もう知っている話しが多いのは本当だけど、実際に映画として観ると伝わり方が違います。あのWBCで歓喜した人は、ぜひ観てほしいと思います。