トライアスリート屋根屋、四代目屋根誠・竹内のブログ

旅好きな屋根屋でトライアスリートの竹内賀規が、トライアスロンのことやトレイルランニングのことを書くついでに、屋根のことや瓦のことを書きます。

野球素人が振り返るWBC。

トライアスリート屋根屋、常滑は屋根誠の瓦葺き師・竹内です。

 

2023年のWBCアメリカとの激闘を制した日本が、14年ぶりに優勝し、MVPには大谷翔平選手が選ばれて幕を閉じましたね。大谷翔平選手は高校生の頃の夢に「WBCで優勝してMVPを獲る」と書いたらしいです。本当に実現するなんて、前世でどんな徳を積んだんでしょうねw 今回は野球は見るだけの完全素人の僕がWBCを振り返ってみます。なんせ素人なので、当たり前のことを書くと思います。

勢いと勝利への貪欲さと愛国心を。ラーズ・ヌートバー選手

中国、韓国、チェコ、オーストラリアと同組になったグループリーグ。大会の選んだMVPは大谷翔平選手でしたが、僕はラーズ・ヌートバー選手、たっちゃんを推したいと思います。

たっちゃん・ヌートバー選手

初戦の初打席で初球をヒットにし、ヌートバー選手が近藤健介選手と二人で塁に出まくり、積極果敢な守備とともにチームに勢いをもたらしました。トーナメントに入ってからは相手ピッチャーのレベルが上がり、ヒットは出なくなったものの、選球眼の良さで四球を選び、チームに貢献してくれました。母の生まれた国だからと、誰ひとりとして知らないところに、日の丸を背負いに来てくれて、文字通り、チームの先頭に立ってくれました。ああいう真っ直ぐで、熱い男が先頭打者として塁に出ると盛り上がりますよね。彼は日本に勢いと勝利への貪欲さ、そして愛国心をもたらしてくれたと思います。

影のMVP!岡本和真選手

続いて影のMVPとしたいのは岡本和真選手。巨人の4番でサード。5年連続で30本以上のホームランを放ち、二年連続でゴールデングラブ賞を獲得するほどの名手が、同じサードの村上宗隆選手に押し出される形でファースト、6番打者に回るも、好守を見せながら、ここというところで打ってくれました。岡本選手や吉田正尚選手がいたからこそ、村上選手を使い続けられたのかと思います。

岡本和真選手

大谷、村上、吉田、山川、山田がいる打線の中で目立たない感じになっていましたが、6番に岡本選手がいることが頼もしかった!最高です!

13打点で1三振!吉田正尚選手

吉田正尚選手もすごかった!どうしても大谷選手が注目されるけど、あんなに打つもんかねw 三振が怪しい球を見逃しての一つのみで、13打点てw 追加得点を防ぐ守備もあり、大谷がいなかったらMVPでしたよね。

吉田正尚選手

メジャーに移籍した年で、準備をしっかりしたいはずなのに、あえて代表を選んでくれたという心意気にも胸を打たれました。

骨折しながらも出場。源田壮亮選手

韓国戦で小指を骨折しながらもショートを守り続けた源田選手。

メキシコ戦で値千金のアウトを獲る『源田の1ミリ』

小指が変な方向に向いてしまうほどの怪我をしたのに、出場し続けた、あるいは使い続けたことには批判もあるでしょう。監督なら、あるいは所属チーム関係者なら、誰だって出場させないことを選びます。それでも源田選手の「自分がショートを守って世界一を獲る」という強い意志が監督やチーム関係者の心を動かしたということ。こういうバカなヤツがいると、仲間の男の子たちは燃えるんです。そして、確実にパフォーマンスは落ちているはずなのに、使わせるというのは源田選手の実力です。源田選手の存在もチームの勝利への原動力になったはず。

勝戦の働きっぷりったら。中村悠平捕手

アメリカとの決勝戦でマスクをかぶった中村悠平捕手。

中村悠平捕手

勝戦では最強アメリカ打線を相手に、7人をリードする。初めての対戦相手の場合、キャッチャーは相手のデータを頭に叩き込むだけで大変なのに、その上、7人のピッチャーのとんでもない変化をする球を受け続け、アメリカ打線を2点に抑えるという、凄まじい働き。大谷の球なんてぶっつけ本番で受けたんですよね。決勝戦の影のMVPは中村捕手で間違いないでしょう。

史上最高の侍ジャパン

世界最高のショート・源田が欠場した2試合をカバーした中野、メジャーリーガーを切った若手投手陣、山田の調子が上がらない中でセカンドを守った牧、本番になると打つ山田哲人、ここというところで犠牲フライを打ってくれた山川穂高、走るために行き、走った周東、最後に目覚めた村上。ダルビッシュがチームリーダーとしてチームをまとめ、大谷がアイコンとしてチームを引っ張り、それぞれがそれぞれの役割を果たす。2023年のWBCはチームとしての観ていても一体感を感じることができました。こんなチームを作ることができた栗山英樹監督の新しい監督の姿。メンバー的に最強なだけでなく、ワンチームとしても、楽しくプレーしている姿も最高だったと思います。2006年、2009年の優勝も感動したけど、2023年は格別でした。また3年後、今回のメンバーの多くが残るかもしれないし、さらに新しい力が出てくるかもしれません。願わくばその中にヌートバーも再び入り、今度は投手陣も万全なアメリカを相手に連覇してほしいと思います。

【WBC】「大谷がトラウトを三振に仕留め優勝」「物語のようなエンディング」各メディアが速報 - WBC2023写真ニュース : 日刊スポーツ