トライアスリート屋根屋、四代目屋根誠・竹内のブログ

旅好きな屋根屋でトライアスリートの竹内賀規が、トライアスロンのことやトレイルランニングのことを書くついでに、屋根のことや瓦のことを書きます。

キャンピングカーの現実的就寝人数はマイナス2人。

トライアスリート屋根屋、常滑は屋根誠の瓦葺き師・竹内です。

キャンピングカーの就寝人数について

今回はキャンピングカーの乗車定員と就寝人数について書こうと思います。というのも、この数年のキャンピングカーブームによって、大小さまざまなキャンピングカーが売られるようになり、なかには絶対に無理でしょ!っていう就寝人数を謳っているビルダーもいるからです。せっかく憧れのキャンピングカーを買ったのに、不満ばかりでは後悔しかないと思うので、ビルダーでもなければ、特定のビルダーとの癒着(笑)も無い僕が、9年近いキャンピングカー生活から答えを導き出してみます。

クレソンジャーニーの場合

我が家のキャンピングカー、ナッツRVのクレソンジャーニーの場合、乗車定員は6人、就寝人数は5人となっています。

クレソンジャーニー、タイプX

まず常設のダブルベッドに二人。

常設ダブルベッド

ダイネットのテーブルを嵌め替えて、背もたれを使ったベッドに一人。

ダイネットをベッドに展開。

運転席、助手席の上のバンクベッドに2人。

バンクべッド

2+1+2の合計5人になります。実際に寝てみても、スペース的に余裕があり、けっこう快適に眠ることができるはずです。乗車定員の6人が眠ることはできなくても、5人なら大丈夫ということになります。が、人が一人増えると、それだけ荷物が増えることになります。クレソンジャーニー(タイプX)の場合、ダブルベッドの下に広大なラゲッジスペースがあり、さらに収納もたくさんあります。

右側の収納

左側の収納

左側の収納と電子レンジ

実は荷物置き場にはかなりのスペースが必要。

収納はたくさんあるものの、調理器具で二つ、着替え等で二つ、犬猫用のグッズやフードと使っていくと、けっこう埋まります。もちろん、ダブルベッド下のスペースを使うこともできますが、取り出すのが少し面倒に感じるので、よく使うものには向いていません。となると、5人分の荷物をどこに置いておくのかが問題になります。特に宿泊日数が増えると、当然、荷物も増えるので、必要なスペースは大きくなります。

就寝人数から2人を引いたのが、現実的就寝人数

寝るたびにテーブルからベッドに展開するというのが、意外と手間に感じます。少なくともテーブルだけはそのままにしたいので、そうなると就寝人数はマイナス1人の4人になります。そして荷物を置くスペースを確保するために、バンクベッドの奥を使うとして、さらにマイナス1人で、就寝人数は3人となります。正直なところ、これくらいが快適に使える人数だと思います。クレソンジャーニーは実際に見ると、けっこう大きく感じますが、それでも快適に過ごせるのは就寝人数5人から2人を引いた3人というのが本当のところでしょう。

犬猫がいる場合はさらに1人分。

猫のトイレ等

ちなみに我が家の場合だと、大型犬が人1人分を使い、さらに猫がいるので、猫のトイレ等で1人分のスペースを使うので、人は2人でちょうどいい感じ。以前のマッシュだと2人でも手狭に感じていました。

軽キャンピングカーの就寝人数は1人が理想。限界は2人。

バスをベース車両に使ったモデル等の、さらに大きなキャンピングカーであれば、就寝人数通りに寝ても問題ないかもしれませんが、小型になればなるほど、就寝人数の問題は大きくなります。ここのところ流行っている軽キャンピングカーのなかには、5人乗車で就寝人数4人を謳っているモデルがありますが、実際にこの人数で使うのは、ほぼ不可能です。4人+4人分の荷物の重量を載せた状態の軽自動車で高速道路を走るのは、とてもストレスがかかります。そして上記しましたが、荷物置き場の問題。宿泊場所を決めて、荷物をすべて運転席や助手席に移し、やっと2人が横になるスペースを確保できますが、もう2人はポップアップで寝ることになるので、さらに一仕事することになります。一泊だけであれば平気でも、二泊、三泊と重ねるとなると、これが意外とストレスになります。雨や雪のときはどうするのか?なんて考えると、4人就寝は可能でも現実的ではないことがわかってきます。つまり軽キャンピングカーの就寝人数は4人となっていても、1人か、せいぜい2人が現実的なところとなります。

現実的な就寝人数の見極めを。

一泊するだけなら、就寝人数限界でもOKかもしれませんが、二泊、三泊、あるいはそれ以上となると、狭いのは本当にストレスになります。ビルダーの謳う就寝人数を真に受けることなく、現実的な就寝人数を見定めてキャンピングカーを決めて、快適なキャンピングカーライフを送ってくださいね。