オールドスクールのヒーローが勝ち、幕を閉じたワールドカップ。
2022年カタールワールドカップはアルゼンチンの優勝で幕を閉じましたね。戦前の予想ではフランス有利という声が多く、僕も2対0でフランスの優勝を予想していました。が、フランス有利という予想と共に多く聞こえたのが「メッシに勝ってほしい」という声で、これも僕は同じ気持ちでした。スピードとパワーを兼ね備えた、まさしく現代サッカーを象徴するエースのエムバペに対し、あまり守備をせず、走らず、ここぞというときに走り、決定的な仕事をする、オールドスクールなメッシ。リアルタイムでマラドーナやプラティニの活躍を観ていた世代としては、オールドスクールのヒーローが勝つ最後のチャンスだと見ていました。
『努力すれば報われるんじゃない。報われるまで努力するんだ。』メッシ
3年ほど前にこんなブログを書きました。
有名な話ですが、メッシって子供のころから大変な思いをしているんですよね。そしてマラドーナと違って、普段も決して派手ではない暮らしをしているそうです。そんなメッシが最後に残したタイトルがワールドカップ。心から勝ってほしかった。そりゃドイツやスペインに日本が勝つよりは可能性が高いものの、それでもフランスの攻撃力が上回ると思っていたのに、アルゼンチンはチーム全員がハードワークし、勝つべくして勝った。メッシの言う「報われるまで努力する」を体現した、称賛されるべくキャプテン、称賛されるべくチームだったと思います。
