鍾馗とは?
雨漏り修理に行った屋根に『鍾馗』さんが載せられていました。
Wikipediaによると「鍾 馗(しょう き)は、主に中国の民間伝承に伝わる道教系の神。日本では、疱瘡除けや学業成就に効があるとされ、単語の節句に絵や人形を奉納したりする。また、鍾馗の図像は魔よけの効験があるとされ、旗、屏風、掛け軸として飾ったり、屋根の上に鍾馗の像を載せたりする。鍾馗の図像は必ず長い髭を蓄え、中国の官人の衣装を着て剣を持ち、大きな眼で何かを睨みつけている姿である。」ということで、屋根の上に載せる場合は魔除け=鬼除けとなります。Wikipediaに貼られていた鍾馗さんの絵でも、鬼をとっつかまえています。
本当は載せる向きに意味があります。
屋根の上の鬼といえば鬼瓦。隣の家の鬼瓦が、うちの辺りでは、自分の家の棟を向いているときに載せたりしますが、地域によっては違うかもしれませんね。この家の鍾馗さんが向いている方向には…。
鬼瓦はありませんでした(笑)一方で違う方向を見ると…。
みごとに鬼瓦がこっちを向いています。なので、本当はこっちに載せるのが正しいということになります。が
それでも鍾馗さんは守り続けます。
こういうのは気持ちなので、正直なところ、向きはどこでもいいような気がします。ここの鍾馗さんは誰からも見られることなく、ずっとこの家と住む人を守っています。数十年前に家内安全を願って載せた鍾馗さんは、これからもひっそりと守り続けます。