トライアスリート屋根屋、四代目屋根誠・竹内のブログ

旅好きな屋根屋でトライアスリートの竹内賀規が、トライアスロンのことやトレイルランニングのことを書くついでに、屋根のことや瓦のことを書きます。

人は会社とは仲良くなれなくて、働く人と仲良くなる。

トライアスリート屋根屋、常滑は屋根誠の瓦葺き師・竹内です。

働く人の印象が会社の印象。

三十代半ばの人が家を建てたいということで、ハウスメーカーの展示場に行ったときのことを話してくれました。「A社は営業の人がちゃんとしていて、色んなことを聞いてくれて、説明もしてくれたけど、B社はあまり話を聞いてくれず、説明もいまいちだった」とのことでした。建築の一部を仕事としている僕にしてみたら、正直なところ両社とも推薦できるレベルに無いハウスメーカーです。なんだったらハウスメーカーよりも、地元の工務店のほうがずっと良い家を建ててくれると思うので、工務店をオススメしますけどね。

まあ、家の質のことは置いておいて、ここで大切なのは、A社とB社の印象の違いを生んだのは人だということです。ハウスメーカーなんていう大きな会社だと、いわゆる営業職の人が窓口となり、お客さんと話します。そうすると多くの場合が営業担当の人の印象≒会社の印象ということなりがちです。お客さんはたくさんの選択肢の中から選ぶわけですから、最初に印象が悪いところに再び行く可能性は下がりますよね。

人は会社とは仲良くなれない。

エクスマの藤村正宏先生が「人は会社とは仲良くなれなくて、人と仲良くなるんだよね」みたいなことを良くおっしゃいます。うちみたいな零細企業だと会社=社長みたいなものですが、それでもちょっと前の僕は「仕事とプライベートは分けたいタイプなんでね(キリッ)」みたいなことを言っていて、自分のことを出さず、仕事だけを見てくれ!なんて思っていましたが、エクスマとの出会いで考え方をガラリと変えることができて、「こんな僕がやっていますよ」と見てもらうようにしたことで現在があります。現在のうちのお客さんは、僕のブログを読んでくれている人がほとんどで、最初から仲良く話してくれる人がたくさんいます。やっぱり人は人と仲良くなるのであって、会社と仲良くなるわけじゃないっていうことを実感しています。大企業だって同じで、そこに働く人=会社なんだってことを、最初に書いたエピソードで感じました。先日、訪れた小松市の㈱江口組さんなんて、社員さんも社長もすごく明るくて楽しそうで、感じが良かったんです。働く人の感じが良い=江口組の感じが良い、という印象になっています。

仕事だけでなく、人間的にも信頼できる人になろう。

人は会社と仲良くなるわけじゃなくて、そこで働く人と仲良くなる。人は会社に興味があっても、そこで働く人のほうに、より興味がある。もちろん仕事は良くて当たり前なんだけど、人間的にも信頼に値する人にならないとね。