トライアスリート屋根屋、四代目屋根誠・竹内のブログ

旅好きな屋根屋でトライアスリートの竹内賀規が、トライアスロンのことやトレイルランニングのことを書くついでに、屋根のことや瓦のことを書きます。

何を言うかよりも、誰が言うか、だったりする。

トライアスリート屋根屋、常滑は屋根誠の瓦葺き師・竹内です。

 

零細企業とはいえ、一応は会社を経営しているので、いろんな人に出会います。うちと同じくらいの規模の会社から、大きな会社の重役や社長、あるいは政治家。セミナーや勉強会の講師なんていう人もいます。

いろんな人と話してみて感じるのは、みんなけっこう良いことを言うってことです。中にはロクデナシもいますよ。お客さんのことを金づるとしてしか見ないようなヤツとか、一緒にいると恥ずかしくなるような、横柄な態度のヤツとか。そんなヤツは論外として、普通はみんなけっこう良いことを言います。でも、同じことを言っても伝わりかたが違うことがあります。つまり、何を言うかよりも、誰が言うかで印象がまったく違うことがあるんですよね。

分かりやすくするために、あえて軽い表現をすると、青年会議所時代に仲良くなったある人は、低くてとても良い声をしているので、めちゃくちゃ適当なこと、例えば手相占いとかをしても、なんか本当っぽく感じちゃうってことがありました。みんなで「○○さんが言うと凄いことを言っている気がするけど、よくよく考えると普通」と言い合ったものです。声とか話し方だけでも、伝わり方が違うってことです。

さらに、その人の言うことが首尾一貫しているかとか、言行一致しているかとか、発言したことを背負う覚悟が見えるか、その人も持つ雰囲気、あるいはしぐさや服装といった様々な条件で伝わり方が変わりますよね。その人の、それまでの人生なんていうのが見えると、さらに違ったりします。

 

普通の屋根屋は、工務店ハウスメーカーの担当者や監督、あるいは大工さんと話すことはあっても、お施主さんと直接、話すことはそれほど多くないかもしれませんが、僕の場合はめちゃくちゃ多いです。直接、お話しするたびに、ちゃんと伝えよう、伝わっているかな?と思っているし、説明が分かりやすいとは言ってもらえますが、本当にできているかどうか。

せっかく話しても、ちゃんと伝わらないのでは意味が無いし、何を言うかよりも、誰がどんな風に言うかということも考えながら話そうと思います。