トライアスリート屋根屋、四代目屋根誠・竹内のブログ

旅好きな屋根屋でトライアスリートの竹内賀規が、トライアスロンのことやトレイルランニングのことを書くついでに、屋根のことや瓦のことを書きます。

傾いた鬼瓦をつけ直し。屋根の修理は早めが正解。

トライアスリート屋根屋、常滑は屋根誠の瓦葺き師・竹内です。

 

ご近所さんちで鬼瓦が傾いているということで見に行くと、確かに傾いています。

正面からよりも、横から見たほうがわかります。

こっちからなんて、バッカバカに離れています。

鬼瓦が傾いてしまった原因は釘のサビ。

大方の場合、こういう状態の原因は鬼瓦を引っ張っている銅線が切れている、あるいは切れかけているか、もしくは銅線を下地木に固定している釘が抜けているかです。棟を解体してみたところ、今回は銅線を固定する釘がサビて、朽ちていました。これだけ完全に抜けていると、いつ鬼瓦が落下してもおかしくありません。

せっかくなので銅線を新品に交換して、ステンレスのビスを使って下地木に固定。壊した棟を積み戻します。鬼瓦、真っ直ぐになりました。

鬼瓦の首を漆喰でお化粧して完成です。

屋根のことで気になったら、すぐに見てもらって下さい。

今回は鬼瓦が落ちる前につけ直すことが出来ましたが、地面に落ちると鬼瓦が割れてしまうし、人や自動車に当たらないとも言えません。確立的には滅多に無いことですけどね。

これくらいの仕事であれば半日程度で完了します。屋根のことで気になることがあれば、ご連絡ください。屋根は様子を見ていても良くなることはありませんよ。