ご近所さんちで鬼瓦が傾いているということで見に行くと、確かに傾いています。
正面からよりも、横から見たほうがわかります。
こっちからなんて、バッカバカに離れています。
鬼瓦が傾いてしまった原因は釘のサビ。
大方の場合、こういう状態の原因は鬼瓦を引っ張っている銅線が切れている、あるいは切れかけているか、もしくは銅線を下地木に固定している釘が抜けているかです。棟を解体してみたところ、今回は銅線を固定する釘がサビて、朽ちていました。これだけ完全に抜けていると、いつ鬼瓦が落下してもおかしくありません。
せっかくなので銅線を新品に交換して、ステンレスのビスを使って下地木に固定。壊した棟を積み戻します。鬼瓦、真っ直ぐになりました。
鬼瓦の首を漆喰でお化粧して完成です。
屋根のことで気になったら、すぐに見てもらって下さい。
今回は鬼瓦が落ちる前につけ直すことが出来ましたが、地面に落ちると鬼瓦が割れてしまうし、人や自動車に当たらないとも言えません。確立的には滅多に無いことですけどね。
これくらいの仕事であれば半日程度で完了します。屋根のことで気になることがあれば、ご連絡ください。屋根は様子を見ていても良くなることはありませんよ。