数年前にブログを読んで仕事を依頼しれくれた人(今では友達)からの紹介(今ではこの人も友達)の紹介の紹介で仕事を依頼してもらいました。まさかこんなに紹介が連鎖していくなんて思ってもみませんでしたが、うちの仕事はちゃんとした仕事をすると、僕の生涯ではもう一度、同じ家で仕事を、ということになりにくく、リピーターというのがほぼ皆無な仕事なので、紹介の連鎖というのは、ある意味、リピーターに近いのかもしれません。
一番最初に仕事をくれた人も、本当に困っているときにたまたまブログを見つけてくれて「この人なら思いを分かってくれるに違いない」という感じで、Facebookのメッセンジャーで連絡してくれました。で、行ってみたらけっこう大変な状況で、僕も大変な思いをして(笑)仕事をしたのは、今となっては楽しい思い出なんですけど、さすがにその人からの紹介の連鎖は、みんな大変な仕事ばかり(笑)屋根の上で「うわー、どうしよう。いやー、やばいな」と独り言ばかり。でも、なんとかしちゃうので、また紹介してくれます。大変だけどありがたいことです。実際のところ、今の三十代半ばの屋根屋だと、和瓦の知識も経験もないので、修理ができない人ばかりになってきていて、僕みたいな職人が希少になっているので、紹介でやっとたどり着くということも多いんですね。
紹介の紹介の紹介の現場も、御多分に漏れずというか、最高クラスに大変ですが、せっかく紹介の紹介の紹介してくれた人たちのためにも、良い仕事をしたいと思います。