「安定は敵だ！」っていうのは「休日の疲れは平日に癒す」に並ぶ、僕の座右の銘(笑)新年からなんてことを書きやがるんだと思うかもしれませんが、もう30年くらいはこんなことを言いながら生きています。かっこよく書けばLike a rolling stoneだけど、そんなにかっこいいもんではなく、な感じです。
仕事的にはお客さんの屋根が末永く安定して、安心して暮らせるようにと思っていますが、それだって、現状に満足することなく、僕自身が安心することなく、常により良い作業内容を考え、工夫しています。安定させるために、停滞しない。安定したら進化しないってことです。
そして、人生を楽しいものにするためには、今、目の前にあることを楽しむことが大切。そりゃあ、人に迷惑をかけたり、悲しませるようなことはしちゃダメだけど、これをやったら明日に響くかな？とか、お金はどうかな？とか、人からどう見られるかな？とか、そんなことばかり気にしてたら、自分の範囲が狭くなっちゃうよ。
やってみたいことや、興味を持ったことをやらない理由、諦める理由なんて数え切れないほど湧いてくるから、それに従うよりも、だったらそれをクリアしたらできるんだ！って考えて、やりたいことをやったほうが絶対に楽しい人生になる。
バックカントリースキーの世界では、滑りだす前に雪崩のテストをします。10のうち、絶対に大丈夫なのは2割くらい。絶対にヤバいのが2割くらい。あとの6割くらいはグレーゾーン。グレーなんだから雪崩が起きるかもしれない。でも、その斜面は最高に楽しい斜面だったりする。それを滑るのか、滑らないのか。極端な例だけど、そういうことです。
バックカントリーでは命がかかってくるけど、日常で見つけられるような楽しさに、そんなリスクのあることは滅多にありません。だったらやってみればいいよね。安定ばかり選んでいたら、楽しいことを逃がしちゃうってことです。
