トライアスリート屋根屋兼遅咲きなんちゃってトレイルランナー、常滑は屋根誠の瓦葺き師・竹内です。
志賀高原エクストリームトレイルの第1エイドと第3エイドは同じ場所になります。第1エイドを出てからは、第2エイドを通過して、コースの北部、23キロを周回して戻ってくるわけです。
第2エイドから第3エイドまでのコースは緩いアップダウン、しかも雨で体が冷やされるので、水分はほとんど減っておらず、ボトルへの給水は無し。その代わりにここでもコンソメスープ2杯、しるこサンド、温泉まんじゅうを食べます。止まっていると寒いので、さっさと再スタートして第4エイドに向かいますが、わずか5キロしか離れていない第4エイドまでの区間こそ、エクストリームトレイルのまさに地獄区間となりました。
コースは雨でぐちゃぐちゃ。5キロのうち3キロほども泥道が続いたかもしれません。しかも方斜面、コースが斜めに傾いているので、滑ると一気に落ちていきます。とにかく滑らない場所に足を置くことだけに集中して、一歩一歩、歩きます。目僕はトレランポールを使っているので、かなり安定していますが、の前では滑り落ちる選手も多数。
ひどいところだとスネまで泥に埋まるような場所に足を突っ込み、わずか5キロ、普通に歩いたって1時間で進める距離を1時間20分もかかって、やっとのことで第4エイドに到着しました。
第4エイドでもコンソメスープと温泉まんじゅう、しるこサンドを食べましたが、昨年は用意されていたチップスターが無くてがっかり。チップスターを楽しみにここまで来たのに。
隣の選手がボランティアさんに「ここから登りですか?」と聞いたら「少し下って登りです」と答えていたので、「騙されちゃダメです。ロードをけっこう下りますよ」と口を挟んで一笑い。でも本当に、ここからの1キロほどの下りと登り区間までのロードがキツいんです。
最後のエイドになる第4エイドを出て、嫌いなロードを下り、本当なら美しい景色を楽しめるビワ池を4分の3ほど周り、ついにラスボス、サンバレースキー場に突入です。
ほんとにクソみたいなコース設定だ…。もう50キロも走り、泥にまみれてきたのに、今からこの坂を登らせるのか…。コースを作ったヤツの顔が見てみたい…。奥さんの綺麗な顔のほうがいいけど…。
登り自体はそれほど長いわけではありませんが、すでに疲労困憊の体は坂を登ることを拒否します。僕は止まることなく登り切りましたが、何度も立ち止まる選手もたくさんいます。そっちの気持ちはわかります。
坂を登り切ったあたりで51キロくらい。残り3キロ。トレイルから車道に出るところで、やっと知っている顔を発見。っていうか、知っているメガネを発見。ボランティアとして参加しているトライアスロン仲間の近藤さんです。
こ「今日はどんな感じですか?」
た「コース全部が泥でひどいもんです」
こ「やっぱり(笑)修行ですね!」
た「修行は嫌い!楽しいほうがいい!」
近藤さんも寒い中を僕たちのためにずっとコース案内してくれていました。ボランティアさんたち、本当にありがとう。
なんか長くなったので、また続きます。