トライアスリート屋根屋、四代目屋根誠・竹内のブログ

旅好きな屋根屋でトライアスリートの竹内賀規が、トライアスロンのことやトレイルランニングのことを書くついでに、屋根のことや瓦のことを書きます。

常滑でも瓦を焼いていました。

トライアスリート屋根屋、常滑は屋根誠の瓦葺き師・竹内です。

 

常滑です」と言うと、「常滑というと焼き物のまちだし、瓦も焼いているの?」と聞かれることがあります。昔は常滑だけでなく、ちょっとした町には必ず瓦を焼く窯がありましたが、交通網の発展により、全国に運ぶことが容易になったことで、各地の窯が無くなってしまいました。

常滑も例外ではなく、30年ほど前まではあった窯が無くなってしまいました。今日はたまたますぐ近くに行く用事があったので、常滑で最後まで瓦を焼いていたところにちらっと近づいてみました。

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壁には『製瓦所』の文字。

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名残りがあります。

専門用語で磨きという、すごく良い瓦を焼いていたんですよね。滑らかで白くて、とても美しい瓦でした。もちろん今でも屋根の上には乗っているので、修理に行ったときに出会うことはあります。そうすると、やっぱりいい瓦だなーと感心するんです。

いろんな地域に、いろんな瓦があります。それは地域の気候にあった進化をしています。瓦からは歴史と気候を知ることができます。