トライアスリート屋根屋、四代目屋根誠・竹内のブログ

旅好きな屋根屋でトライアスリートの竹内賀規が、トライアスロンのことやトレイルランニングのことを書くついでに、屋根のことや瓦のことを書きます。

テスラが売れる理由はエコじゃない。

トライアスリート屋根屋、常滑は屋根誠の瓦葺き師・竹内です。

 

先日のブログで欲しい車が無いということを書きました。

まあ、僕の欲しい車は、普通の人が欲しがるような車ではないので、自動車メーカーとしてもそんなに売れる期待はできないのかもしれませんが、普通の人向けの車だって面白い車が少ないんですよね。みんな同じ感じでさ。トヨタ豊田章男社長が「本当はガソリン臭い、角ばった車を作りたい」みたいなことを言っていましたが、この言葉の真意って、今の車は面白くないし、売れる売れないを気にしないで、やっぱり面白い車を作りたいよねーってことですよね。トヨタはヤリスとかRAV4とか売れているけど、そんなに面白くないし、プリウスとかはなおさら面白くはない。日産やマツダ、三菱に至ってはなおさらで、面白い車が皆無。

 

一方では電気自動車の最先端にいるテスラは、株の時価総額トヨタを抜いて、世界一となりました。そして、生産が間に合わないものの、売れています。僕はテスラなんて興味がないし、そもそも買えるような金額じゃないけど、お金持ちの人たちには売れる。なんで売れるんだろうと考えてみると、結局のところ面白い車だからではないかと。

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正直言って、スタイリングはヌメっとしていて、そんなにかっこよくない。そして機械としての完成度の低さは有名なところ。なんで売れるのか不思議な感じ。電気自動車がエコロジーではないことは、ちょっと考えれば誰でもわかるし、お金持ちの賢い人たちならそんなことは当然、知っています。

では、なぜ売れるのか。理由の一つは『暴力的な加速』。電気自動車の動力であるモーターは、強大な低速トルクを発生するので、ゼロからのスタートで凄まじい加速を見せます。これは車好きにはたまらない。もう一つはアプリの更新により、常に最新の状態を維持できること。普通、車というのは距離がいけば古くなりますが、テスラはアプリを更新することにより、常に最新の状態を提供するので、オーナーがそれを楽しめるようになっています。この二つが大きな理由だと思うんです。みんな、けっきょくは面白くて、楽しい車が欲しいってことですよね。

 

日産なんかは電気自動車のノートとかを出していますが、この アプリの更新というところと、『高級車を所有している』という所有欲、特別感を満たさないあたりで、売れなくしてしまっているような気がします。

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テスラのインパネ周り

元ZOZO社長、前澤さんが搭乗する予定で、民間人初の宇宙旅行を計画しているスペースXと、電気自動車の最先端を突っ走り、ついに株の時価総額トヨタ自動車を超え、世界一となったテスラモーターズの創業者のイーロン・マスク。天才っていうのは面白いことをやるってことなんでしょうかね。