僕はときどき人を拾って帰ります。拾って帰る人はなんでもいいわけではなく、歩きか自転車で旅している人であり、15時以降に歩いているか、16時以降に自転車に乗っている、比較的若くて悪者ではない雰囲気の人に限ります。15時以降、16時以降と限っているのは、歩き旅の場合、15時を過ぎてテントを張る場所が決まっていなくて、そこからテント場を探すのは、けっこう大変だからで、自転車の16時以降というのも同様です。
最近は拾って帰ることは無いんですけど、そうやってバックパッカー的な人を拾って帰ってたなぁと思い出したのは、アニメ『スーパーカブ』のことを書いたから。
2009年8月なので、12年も前のことなんですけど、シェルパ斉藤さんちでトークショーがあったときに出会ったのがアキオくんでした。アキオくんは33歳にしてスーパーカブで日本一周を始めた遅咲きの旅人で、中部地方の旅の最初の立ち寄り地に斉藤さんちを選び、斉藤さんちの庭でテントを張っていました。
当時の僕は36歳と、アキオくんと年齢が近く、アキオくんも日本一周中の人の割には(?)普通の人っぽくて話しやすかったので、焚き火を囲んで話していると、まだ愛知には行っていないということで、それなら愛知に来たときは寄っていってね、と連絡先を渡しておきました。当時のことをアキオくんがブログに書いてたので、良かったらどうぞ。なんか若かりし頃の僕の写真も載っています。
それから約2か月後。アキオくんは本当に連絡してきてくれて、今度はうちで再会。ご飯を食べてもらって、一泊してもらいました。
いや、ちょー懐かしい!岡村で買ってきたとんちゃんでビール飲んだよねー!で、その後のアキオくんは日本一周を達成して、北海道に定住することになり、僕が一度、札幌に行ったときに再びの再会となりました。今はFacebookでつながっていて、お互いに自動的に近況報告しあっていて、『スーパーカブ』ブログのときにはアキオくんもコメントしてくれたりして。
アキオくんもブログに書いていますが、縁てありますよね。僕の人生は金銭的にはほどほどだけど、人のご縁には恵まれていると思います。また拾って帰ろう(笑)
あ、知多新四国を歩いていた岐阜の柘植くんは元気にしているのだろうか?なんて思い出します。