「屋根が壊れているから直してほしい」と、あるお寺さんからの依頼で行ってみるとこんな状況でした。
いや、さすがにこれはヤバいでしょ。壊れているというか、穴が空いてるじゃん…。なんとかなるのか?いや、無理なんじゃないの?見積はできませんよ?途中でやめるかもよ?という条件で着工しました。
安全最優先で瓦をめくり、大工さんに下地を直してもらい、三週間ほどかけて葺き直して出来上がったのがこちらです。
なんとか形になりました。隅棟が歪んで見えるのは広角レンズのアレです。軒先から3mほどの瓦をめくり、出来上がった下地に合わせ、残されていた瓦にも合うように葺いていったので、見た目以上に大変な作業になります。うちの職人さんもよくやってくれました。
ほぼ不可能じゃないかと思っていたのに、これが出来たとなるとおおかたのことがなんとかなるんじゃないかと(笑)
トライアスロン、IRONMANのテーマは『Anything is possible』。いや、不可能はあるけど、意外と不可能じゃないこともありますね。