トライアスリート屋根屋、四代目屋根誠・竹内のブログ

旅好きな屋根屋でトライアスリートの竹内賀規が、トライアスロンのことやトレイルランニングのことを書くついでに、屋根のことや瓦のことを書きます。

安全第一だけど、第二があると第一が際立つ。

トライアスリート屋根屋、常滑は屋根誠の瓦葺き師・竹内です。

 

雨続きで仕事になりません。雨漏りの連絡は頂きますが、現場の作業ができないので、開店休業状態です。仕方ないので釣りのことばっかやってます。

 

屋根の仕事とはいえ、雨でも完全にできないわけではありません。瓦も意外と滑らないものがあったりするので、それなんて乗ってもけっこう平気だったりします。でも、僕は雨の日に、というか作業中に雨が降ってきて、帰るために道具をしまっているときに、濡れた瓦で足を滑らせて落ちたことが一度、足場で止まって事なきを得たことが一度あります。やっぱり危険なんですよね。

 

よく『安全第一』という言葉を目にします。ごもっともです。この、安全第一という言葉をヤマト運輸創業者の小倉昌男氏が『「安全第一」って言っててもそりゃそうだ…。にしかならないが、「安全第一・営業第二」とつけることで、本当に「安全第一」になるのだ』ということを書いているらしいです。また聞きならぬ、また読みなので詳細は違うかもしれませんが、意味は合っているはずです。

うちの仕事で言ったら、第二はなんになるんでしょうか。施工品質かな。工期なんて品質よりも下だもんね。

職人というのは、とかく施工品質を優先しがちです。『綺麗に早く』が美徳とされていますが、その前に『安全』を入れないと、本当に良い職人とは言えないんじゃないかな。事故で人が大怪我したり、亡くなったりした家に住みたい人っていませんよね。職人だけでなく、お客さんにとっても『安全第一、品質第二』なんじゃないかと思います。