トライアスリート屋根屋、四代目屋根誠・竹内のブログ

旅好きな屋根屋でトライアスリートの竹内賀規が、トライアスロンのことやトレイルランニングのことを書くついでに、屋根のことや瓦のことを書きます。

いつだって、いまがそのときだ。

トライアスリート屋根屋、常滑は屋根誠の瓦葺き師・竹内です。

 

今から17年~18年前。30歳か31歳のころ、ふと考えました。「僕はあと何回、いい雪を滑ることができるんだろう。」当時の僕は冬のスキーが人生の8割ほどを占めていて、他のシーズンは冬へのつなぎくらいの感覚。とにかく冬にいい雪で滑ることが喜びでした。雪山に登り、いい斜面に積もったいい雪に飛び込み、浮遊しながら落下して、時には自分が巻き上げたスプレーを背中に感じたり。完全に中毒でした。その頃に考えたのが、この先、何度、いい雪を滑れるのかということ。80歳くらいまで滑るとして(すでに設定がおかしい)、50回の冬が来ます。50回の冬でいい雪に当たるのは、一冬に3回くらいのものです。つまりこれからの人生でいい雪で滑ることができるのは150回しかない、と気づきました。たったの150回。数えられる程度しかない。そうなると、一冬ひと冬、一雪ひと雪を大切にしようと思いました。その後、僕はトライアスロンに出会い、違う目標に向かうために、一旦、スキーを我慢することにしましたが、雪への思いは消えていません。

 

人生には限りがあります。人は等しく死にます。30歳で雪の回数を数えてからの18年なんてあっという間に過ぎました。やりたくないことをやっているヒマなんてありません。「準備が整ったら」なんて言い訳するくらいなら、準備しながらやらないと。

 

いつ始めるのがいいか、と言ったら、絶対に今です。明日とか来週とか、来月とか来年とかではなく、今。今、始めれば、楽しい時間を多く過ごすことができます。来年、一歳、年を取った自分よりも、今の自分のほうができることは多いんです。人生は楽しんだ人の勝ち。いつだって、今がそのとき。いつだって、今が始めるときだと思います。