トライアスリート屋根屋、四代目屋根誠・竹内のブログ

旅好きな屋根屋でトライアスリートの竹内賀規が、トライアスロンのことやトレイルランニングのことを書くついでに、屋根のことや瓦のことを書きます。

今さらですが、椎名林檎は文学でありロックだ。

トライアスリート屋根屋、常滑は屋根誠の瓦葺き師・竹内です。

 

またもや音楽ネタです。最近は邦楽の中でも、今さら語るようなものではない、メジャーな人たちの作品を改めて聴いています。僕が音楽を聴く時間といえば、運転中か走っているとき。実際のところ、インターバル走なんてやっているときは考える余裕なんて無くて、音楽はほとんど聴こえていないんですけど、アップのときはけっこう集中して、音楽について考えていたりします。

で、今回、考えたのが椎名林檎

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歌詞のある音楽では、作り手によって歌詞を言葉として書いているものと、音として書いているものがあるように思えます。尾崎豊エレファントカシマシは前者、サザンオールスターズミスターチルドレンは後者なんじゃないかと。僕はしっかりと歌詞が伝わってくるほうが好みで、音として伝わってくるのは、歌詞が自分の中に入ってこない感じがあるんですよね。じゃあ、椎名林檎はどうなんだと言われれば、中間というか両方なのか。美しい言葉を紡いでいきながらも、音としても伝わってくる。前述の尾崎豊エレカシ竹原ピストルは言葉、文章なんだけど、椎名林檎の音楽は言葉や文章としてもしっかりしているのに、さらに音としても質が高い気がします。日本語の持つ響きな美しさやエロスを生かした言葉の紡ぎ方は音楽の歌詞というよりも、もはや文学に通じるものがあるし、にもかかわらず、しっかりとロック。まあ、めちゃくちゃメジャーだし、売れ売れではあるけど、椎名林檎のキャラクターが強すぎて、椎名林檎の音楽について誤解している人も多いんじゃないかな。僕も東京事変の初期くらいまではそうだったし(笑)