トライアスリート屋根屋、四代目屋根誠・竹内のブログ

旅好きな屋根屋でトライアスリートの竹内賀規が、トライアスロンのことやトレイルランニングのことを書くついでに、屋根のことや瓦のことを書きます。

凡人トライアスリートの僕の今シーズンと、今年のトライアスロン界に走った激震『Maki NISHIOKA』を振り返る。

トライアスリート屋根屋、常滑は屋根誠の瓦葺き師・竹内です。

 

平成結びの一年、そして令和最初の一年振り返ります。まずはトライアスロンから。

 

僕自身のトライアスロンは5月に初戦として予定していた南紀白浜トライアスロンで、初めてのDNSを経験。前日の夜にすごい寝汗をかき、眠れなくて、当日の朝には体調最悪。出場すれば完走はできるだろうけど、余計なダメージを残しそうだったのでスタートを止めました。まあ、体調不良とか言っていますが、実際は前日にドローンを水没させた精神的ダメージかと(笑) ドローンを水没させりゃ、そりゃ眠れないって。

 

6月には初めての五島長崎国際トライアスロン(バラモンキング)に出場。身の丈に合ったレースを心がけて、そのままのレース。スイムは激遅ながらも、厳しいと言われるバラモンのバイクコースで、抑えに抑えて6時間5分はまあまあだったかと。次回は心拍数の設定をもう少し上げてみる予定。アップダウンしかないバラモンにパワーメーターはあまり役立たないという印象です。ランは聞いていたコースと違う、アップダウンが連続するコースにやられて歩きまくり。4時間半くらいかかっちゃいました。

五島列島福江島は海が綺麗で、景色も美しく、おう島のみなさんは温かいという言葉がぴったりの応援をしてくれます。先着なのもありがたいし、運営もスムーズで良い大会です。

f:id:yoshikixx:20191202102754j:plain

f:id:yoshikixx:20190628113750j:plain

8月には毎年恒例の沼津トライアスロン駅伝。まあ、スプリントだし、バラモン以降はそれほど練習していませんでした。でも、直前に大切なトライアスロン仲間を喪い、彼と共に出場した最後の大会が数年前のトラエキだったので、全力で頑張りました。ほんと、最後は頑張ったなー。

f:id:yoshikixx:20190806165202j:plain

10月。バラモンまではまったく考えていなかったIRONMAN70.3上海に出場。会場は大都会・上海から2時間ほど離れた島。田舎だし、スイム会場の水は汚いけど、バイクコースはフラットで、ランコースは日陰が多くて良いコースでした。さらにIRONMAN世界選手権のスロットが30もあり、欧米人が大挙して出場するので、上位はアジア人ではなく、欧米人が占めていて、想像よりもレベルの高い大会でした。時間的にも飛行機で2時間半、シャトルバスで1時間半と近く、IRONMANチャイナの日本人スタッフ、雨宮さんの尽力により、レースに集中できるので、海外レースに慣れていない人でも安心な大会。上海での経験が、来年も中国の大会への出場に繋がりそうな感じです。 

f:id:yoshikixx:20191126175820j:plain

f:id:yoshikixx:20191025220018j:plain

今年のトライアスロン界に走った激震といえば、10月に開催されたIRONMANマレーシアでの西岡真紀さんの女子総合優勝。9時間37分46秒というタイムの素晴らしさはもちろん、この総合優勝という意味は、アマチュアだけでなく、プロも含めて優勝したということ。しかも、10分以上前にスタートした全ての女子プロ選手を抜き去り、スイム1位、バイク4位、ラン1位とほぼ完全優勝トライアスロン歴4年で偉業を成し遂げました。僕が彼女を初めて見たのは、2年前、2017年のトライアスロン珠洲。彼女はやけに早いタイムでバイクを終え、いきなりとんでもないスピードでランに入っていきました。応援していた僕は仲間と一緒に「あの子、飛ばしすぎだねー。あれはダメだね。」と話していたら、彼女を先行していたフルマラソン3時間切りのランナーたちをぶっちぎり、そのままの勢いで23kmを走り切って女子総合優勝。化け物が現れたのを見た瞬間でした。IRONMANマレーシアでの優勝はSNSを介して世界中を駆け巡り、瞬く間に彼女はヒロインに。IRONMANのレジェンドたちが「彼女はプロになるべきだ」とツイート。久しぶりに世界で戦える日本人女子のプロトライアスリートが誕生しました。うちの女房をはじめ、多くの仲間が出場していたので、各選手の動きをリアルタイムで見ていて、西岡さんの総合優勝には興奮しました。だって西岡さんが年齢別で優勝したタイムよりも、プロの優勝タイムのほうが遅いんですからね。そんなことが起こるはずがないわけです。のちにSNSで見た、ゴールするときの彼女のジャージの胸には大きな『和歌山』の文字が(笑) 国体に出場したときのものでしょうが、そういうことに無頓着なところに好感が持てます。超負けず嫌いだという話を聞いていますが、来シーズン以降の彼女の活躍に期待です。

 

今年の僕も凡人らしいシーズンを過ごしましたが、ここに来て、対策らしきものが見えてきました。精神的にはキツい一年でしたが、今シーズンを無駄にしないためにも、オリンピックイヤーの2020年をしっかりやります。