ゼロ磁場・分杭峠、経ヶ岳と二日連続でアタックシリーズを完遂し、三日目は南八ヶ岳に移動し、二つのヒルクライムを含み、今までに何度もやっている120kmの山岳バイクに挑戦しました。
スタート地点はいつもお邪魔しているシェルパ斉藤さんち。標高670m地点。斉藤さんちを出発して平坦なところを走れるのは五町田の交差点までの1.6km。五町田から、日本の鉄道の駅、最高地点となる野辺山までは約17km、標高差700mといきなり、一本目のヒルクライムが始まります。
八ヶ岳には似つかわしくない蒸し暑さの中、ヒルクライムを開始。避暑地に遊びに来た観光客の乗る車からの冷たい視線に耐えながらペダルを回します。前日のアタック！経ヶ岳のダメージは思いのほか少く、低めの心拍数の割りにはパワーメーターの数値が出るので、本番の麦草峠に備えて、抑えて上ります。30分が経過して、信号で止まったついでに粉飴ジェルを補給。さらに上り続けます。なんとかっていう橋を渡り、野辺山までの核心部、10%の坂にさしかかります。車道には登坂車線も用意されているほど坂です。正確にはキツいけど、調子は悪くないので、けっこう軽快なままで野辺山に到着。
こりゃ、麦草峠も楽勝だなーと考えながら、麦草峠の上り口にあたる、小海に向かいます。小海に向かう道は下り基調で、さらに追い風なので絶好調。体重を乗せたペダリングで50km/hオーバーを維持。めちゃくちゃ楽しい。
小海のローソンでおにぎりと草餅、オレンジジュースを補給して、ついにアタック！麦草峠！を開始しました。標高784mの小海から2127mの麦草峠までは距離23km。平坦個所はほぼ無し、ほんの100mくらいの下りがあるだけです。超級山岳ではありますが、過去に何度も上っているので、コースも覚えているし、ぜんぜんイケるつもりでした。が、上りはじめてすぐに異変を感じます。心拍数は145程度なのに、苦しくて仕方ない状態で、パワーに至っては150wも出ません。これはヤバい。ハンガーノック(エネルギー切れ)な感じ。下ってくる間にジェルを摂らなかったのが原因か。ローソンで食べたおにぎりがエネルギーに変わるまでにはしばらくかかります。5kmほど上ったところで、限界が来て登頂を断念しました。
再びローソンに戻り、自分を慰めるためにアイスを投入。
女房に迎えに来てもらいました。
その後、夕方には経ヶ岳のダメージによる、強度の筋肉痛が発生。まともに歩けない状態になりました。よくこんな状態で野辺山まで上ったものです…。知っている人にとっては野辺山までの坂だって、自転車で上るなんてアレなんです。
今回のアタックは敗退しましたが、南八ヶ岳を周回するコースは景色も良いし、ちょいちょい補給できる場所もあるので、なかなかオススメです。自転車で麦草峠に上って、麦草ヒュッテでバッジを買って、蕎麦かうどんを食うっていうのも良いものです。
