トライアスリート屋根屋、四代目屋根誠・竹内のブログ

旅好きな屋根屋でトライアスリートの竹内賀規が、トライアスロンのことやトレイルランニングのことを書くついでに、屋根のことや瓦のことを書きます。

峨山道トレイルラン、第4エイド土川~第6エイド矢駄

トライアスリート屋根屋兼遅咲きなんちゃってトレイルランナー、常滑は屋根誠の竹内です。

 

峨山道トレイルランは第4エイドの土川から第5エイドの徳田、第6エイドの矢駄に向かいます。

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この辺りからはトレイルが荒れているところが多くなってきます。倒木があったり、ぐちゃぐちゃのどろどろだったり。子供のころに、こんなところを走って帰ったら、絶対に怒られるヤツですw トレイルランニングだと怒られないから、泥なんてウェルカムです(笑)

 

10時20分頃に第4エイドを出発し、距離1~2kmで標高100mくらいを登ったり下ったりする山を三つ。そんなにキツくはないけど、地味に脚を削られていく感じ。おそらく僕と変わらないレベルながらも、前半に飛ばした人たちが上りになるとペースダウンしていて、上り坂の度に何人か抜くことができます。いつも前半は抑え気味にするので、僕のペースが落ちることはありません。心拍数も最初から最後まで上げないように意識していたので、極端な疲労は感じませんでしたが、しかし、大殿筋、中殿筋、ハムストリングスといった登りで使う筋肉群に疲労が来ていることは間違いありませんでした。

 

第5エイド徳田の手前、1~2kmのところ。短くも急な登り坂の手前で女の子を発見。明らかに疲労困憊。ヤバそうな感じだったので「かなりヤバそうですね」と声を掛けました。人は「大丈夫ですか?」と聞くと「大丈夫です」と答える生き物なので、あえて「ヤバそうですね」と声を掛けたのですが、返ってきた答えが「ヤバいです」だったので、質問の仕方は正解だったみたい。

見た目からハンガーノック(エネルギー切れ)の疲労であることは明白だったので「ちゃんと食ってますか?」と聞くと「あんまり食べられないんです…」と。「無理にでも食べたほうが良いですよ」と言ってみたものの、僕はジェルしか持っていないし、他の人から食べ物をもらったら、失格になるかもしれないので、そのまま先に進むことにしました。

気になって坂の上から振り返ると、彼女は竹を拾い上げ、杖にするには短すぎたのか、怒りとともに投げ捨てていました。あの姿は笑えた…。

後に分かったのですが、彼女は愛知県の人で、僕の友達、福岡さんと一緒に来ていた舞ちゃんでした。Facebookとかで見ると、普段はあんなに可愛いのに、人って追い込まれるとあんな風になるんですねw

ちなみに舞ちゃんは、拾った杖を両手に最後まで歩みを止めず、見事に完走を果たしました。あの状態から25kmほどの距離を進んだというのは、凄いの一言。尊敬に値します。可愛くて強い舞ちゃん。どっかスポンサーになってあげてください。

 

一方、僕も膝に違和感を感じるようになり、決して良い状態とは言えませんが、なんとか第5エイドの徳田に到着。徳田では女房と小夏さんが出迎えてくれたので、写真を一枚。

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写真右奥の青い選手は石田賢生選手ですね。今、気づきました。

 

ここではおにぎり二個とイカダンゴが配給されます。30分に一個のジェルを摂っているので、エネルギー不足は感じていないけど、固形物を食べると気分が違うので、ばくばくと完食。コーラも飲んでリフレッシュ。

でも、まだ48km地点。トレイルの三分の二は、だいたい半分くらいのダメージの感覚。これから先、まだ同じくらいのダメージが襲ってくるかと思うとうんざりします。もう充分走ったよね…。25kmを残して、この膝の状態というのはかなりヤバいよ…。

 

徳田を12時45分頃に出発して、嫌々ながらも第6エイドの矢駄(やだ)に向いました。

矢駄に向かうトレイルでは橋が落ちていたりしました。

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でも、まあ通れるからOK。

 

高圧線の鉄塔の下からも写真を撮りましたが、のんびりしていたのはここまで。

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この締まった砂利の、緩く長い下りで僕の膝は崩壊。下りの度に膝の痛みで歩くことを余儀なくされるようになりました。

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練習で距離を走れていなかったので、筋力が持たなかったのかもしれません。

 

ミニスカートの女の子の後塵を浴び(決してわざとではない)ながら、下りはゆっくりと進み、上りと平地で盛り返すというのを繰り返しました。毎回、上りで抜いては下りで抜かれる僕を邪魔だなと呆れる選手もいたと思いますが、そのときのベストを尽くしていたまでなんです。

 

第6エイドの矢駄には14時30分頃に到着。10kmに二時間ほどを要しましたが、あの膝の状態ならそんなもんでしょう。

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ここでも石田賢生選手と会いましたが、人見知りの僕は結局、一度も話しかけず。もったいないことをしました…。