すでに暑いのか暑くないのかすら分からなくなる酷暑、一人現場で作業しているときの御供はラジオかちっさいスピーカーで聴く音楽です。通常のパターンだと、午前中は音楽で、午後はAMラジオ。午後は友達の関君の高校時代の同級生(遠い)、山浦ひさしさんが東海ラジオでやっている『山浦！深谷！イチヂカラ！』(http://www.tokairadio.co.jp/program/yf/)を聴くことが多いのですが、この間のイチヂカラでは、合間に流れる音楽が中森明菜特集でした。
中森明菜って！僕らの世代にとってはアイドル中のアイドル、スター中のスター、スーパースターですよ！で、すでにiPodに入れてあった、2014年に発売されたベストアルバム『オールタイム・ベスト・オリジナル』を聴くことに。
オールタイム・ベストは明菜が所属した、それぞれのレーベルの枠をとっぱらった、まさしくオールタイムのベスト二枚組で、二枚目はマッチとのごたごたでのグダグダ後なので、ほとんど知らない曲ばかりですが、一枚目はデビューからグダグダになるまでの、まさに全盛期の曲ばかりってことで、今回のブログのメインは一枚目です。
1曲目から4曲目は、デビューシングル「スローモーション」「少女A」「セカンド・ラブ」「1/2の神話」と続きます。全部歌える(笑) 僕と同世代なら歌えるはず。16歳でデビューして、1年で4曲のシングルを出すって、すごいハイペース。5曲目が「禁句」で6曲目が「北ウイング」、7曲目は「サザン・ウインド」。北ウイングあたりからは少し大人っぽい曲調に。北ウイング。なんてラマチックなんだ…。これ18歳で歌ってたんだね…。
8曲目の「十戒」は19歳になっているけど「発破かけたげる さあカタつけてよ やわな生き方を 変えられたら きっと 好きになれたはず 坊やイライラするわ」って(笑) 19歳の女の子が「坊や」って(笑) でも、ぶっちぎりにカッコイイ。
ちなみに明菜が十戒を歌った19歳。百恵ちゃんは同じ19歳にして「プレイバックpart2」を歌ったんですね。
10曲目は井上陽水作詞・作曲の「飾りじゃないのよ涙は」。明菜の曲としては異色だけど、陽水節を歌い上げるのはさすが。
「ミ・アモーレ」「DESIREー情熱ー」「ジプシー・クイーン」と続いて、13曲目は名曲「難破船」ですが、これを歌ったときが22歳。夜のヒットスタジオで歌ったとき、最後に明菜が涙をこぼしたのを、今でも覚えています。
僕にとっては、この辺りか、次の年くらいまでが明菜で、それ以降は知らない時代に入ってしまいます。
スローモーションから難破船まで、わずか6年でとてつもない変化を見せて…。難破船のころ、15歳だった僕にはわからなかったことが少しわかるようになって、今になってから聴くと感無量です。
![オールタイム・ベスト -オリジナルー [ 中森明菜 ]](https://thumbnail.image.rakuten.co.jp/@0_mall/book/cabinet/0813/4988005840813.jpg?_ex=128x128 "オールタイム・ベスト -オリジナルー [ 中森明菜 ]")
