レース当日です。ロングディスタンストライアスロンの朝は早いです。3時に起床して準備します。この日の朝ごはんは前日にスーパーで買っておいた助六寿司とヨーグルト。たくさんの水分も。
4時15分くらいには宿を出発して、スイム会場まで運んでくれるシャトルバスに乗り込みます。この辺りの段取りも良くて、大会として醸成されているのがわかります。スイム会場までは30分ほどで到着して、朝日が昇ってきました。
地元の小中学生が描いてくれた応援の看板がたくさんあります。
心に沁みるやつです。
バイク周りをセット。とはいえ、今回はバイクシューズは取り付けないことにしたし、ヘルメットも置いておけないので、タイヤの空気を入れて、サイクルコンピュータをセットするくらいで、そんなにやることがありません。隣にはCEEPOの異形バイク、Shadow-Rがありました。すごいっす。
続いてバイクバッグをセット。ちょっと結んで高くしておくことで、間違えにくくしました。もちろん簡単にほどけるようにしてあります。
早めに出発したおかげで時間は充分。佐藤先生やミナコさんと挨拶して、ゴール後に受け取る荷物を預け、いよいよスタートゲートをくぐります。
スイムアップの後、最前列から5列目くらいで7時ちょうどにスタート。海は風の影響か、うねりと流れがあります。さっそくバトルに巻き込まれ、時には掴まれ、時には上に乗られるも、僕もそこそこの経験を積んできているので、冷静に対処します。レベルが拮抗しているのか、集団がばらけず、ずっとバトル状態で700m~800m地点と思われる2個目のブイを右折。ここからは波とうねりが大きくなり、バトルもそのままで3個目のブイを確認できません。最初の位置取りを間違えたかな…。3個目のブイを右折し、すぐにある4個目のブイも右折。この辺りでやっとバトルから解放されましたが、すでにけっこう疲れていました。やっとのことで一周目を終えて、GPSウォッチ(ガーミン)を確認してみると、なんと37分が経過。マジか。予定では一周目は33分から遅くても35分以内のはず。バトルで相当の時間をロスしたようです。
水を一杯飲んで、二周目に入ります。なんとかペースの合う人を探して引っ張ってもらいますが、そもそもスイムが得意ではない僕にできることはそれくらい。なんとか1時間15分くらいでスイムを終えられないかなーと、考えながら泳ぎます。2個目のブイを曲がると、さっきよりも大きなうねりと波。波で酔った人もいたようです。ブイはまったく見えないので、とにかく周りの人を当てにして泳ぎます。最後のブイを回り、なんとかスイムを終えるも、なんとタイムは1時間21分18秒。ロングの大会でワースト記録を叩きだしました(笑) 順位は完走者536名中319位。自分でもいったい、なにが起こったのかわからない状態ですが、今さらどうしようもないしね、と、けっこう冷静でした。