トライアスリート屋根屋、四代目屋根誠・竹内のブログ

旅好きな屋根屋でトライアスリートの竹内賀規が、トライアスロンのことやトレイルランニングのことを書くついでに、屋根のことや瓦のことを書きます。

五島長崎国際トライアスロンの旅、バイク!

トライアスリート屋根屋、常滑は屋根誠の竹内です。

 

319位という激遅スイムを終え、荷物を受け取り、着替えテントに入ります。空いている椅子に腰かけ、着替えながら粉飴ジェルやアミノ酸を摂り、OS-1のゼリーを飲みます。粉飴ジェル8本をジャージのポケットに突っ込み、テントを出るまでにおそらく5分ほど。今回はとにかくのんびり。

バイクをラックから外し、慌てずに周りの流れの通りに歩きます。乗車ラインを超えてから乗車。この設営だとバイクシューズはペダルに着けていても変わらないかな。

バイクの5kmくらいはアップのつもりで、高いケイデンスで回す時間、重いギアを踏む時間を作ってアップします。あくまでもアップなので、どんどん抜かれますが気にしない。僕よりバイクが速い人なんて、そんなにいないはず。どうせすぐに落ちてくる。最初から飛ばすと絶対に持たないよ。

半島を一周して戻ってきて16kmほど。ここからが本番。最初の坂あたりから、すでにペースダウンしている人がけっこういます。どうせアップダウンばかりだと当てにならないので、パワーメーターは無視。心拍数を140以下に抑えることと、リラックスすることだけ考えます。補給だけはしっかりしないといけないので、そろそろ塩も摂らないと、と思ったときに気づきました。「塩を積み忘れた」あらま、やっちゃた。塩を摂らないと、人間は水分やエネルギーを吸収することができません。確か、ディスペンサーの中には3っつくらいは入っているはず(結果2つのみでした)。塩は30分から40分に一つを摂る計画でしたが、三つを1時間半くらいに一つ摂るのか、それとも1時間に一つにして、あとはスポーツドリンクでごまかすのか。いずれにしても無いものは無いので、仕方ないと諦めました。

僕の最大心拍数は193なので、心拍数を140以下に抑えるというのは、かなり楽な感じです。ランに例えるとジョギングよりちょっと速いくらいの感じ。それでも抜く一方。抜かれた人数は数えるほど。バラモン名物のジェットコースター道路では下りでしっかり加速して、上りに入ったら踏み過ぎないようにギアを落としていき、ペダルを回します。薄々、感じてはいましたが、僕はその辺りの技術が高いらしく、他の人よりも惰性で上まで行くことができました。特に追い風が吹くと顕著に出て、イメージは真波くんの翼ですw 追い風の平坦や下りでは45km/h~60km/h以上のスピードが出ますが、カーボンディープリムのアイオロスは、その速度域で本領発揮し、音が変わります。そうか、ディープリムってこういうものなのか。今までは余裕がなくて気づかなかったけど、めちゃくちゃ回る。凄いホイールだ。

北向きの道路では、いよいよ強風の洗礼を受けます。ここでも無理せず、ペダルを綺麗に回して、心拍数を抑えます。きつかったのは強風が集中するトンネルの中で、ほぼ平坦にもかかわらず、ギアをインナーに落とし、速度が15km/hを下回ることもありました。

風と坂ばかりのコースですが、とにかく景色が綺麗。

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そして僕には景色を楽しむことができる余裕があります。
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こんな応援もありました。

これで塩があれば最高(笑) 補給は粉飴ジェルを30分に一個。アミノ酸を2時間に一個。エイドでは体にかける水と、少しでも塩分を摂るべくスポーツドリンクを必ずもらうようにしました。ちなみにバラモンでもらえるボトルは全て冷やしてあります。塩が無い僕をゴールまで運んでくれたのは、冷たいボトルと、身体を冷やしてくれる強風だったかも。

ひたすら抑えたペースを守り、180kmのバイクを終えたタイムは6時間5分10秒。あれだけ抑えての6時間5分は上出来。バイクの順位は81位。全体でもスイムの319位から220人抜きを達成し、総合99位まで順位を上げました。