トライアスリート屋根屋、四代目屋根誠・竹内のブログ

旅好きな屋根屋でトライアスリートの竹内賀規が、トライアスロンのことやトレイルランニングのことを書くついでに、屋根のことや瓦のことを書きます。

バラモンでは旅の相棒、佐野君が初めてのロングを完走しました。

トライアスリート屋根屋、常滑は屋根誠の竹内です。

 

初めての五島長崎国際トライアスロン(バラモンキング)の旅は、今回の旅の相棒、富士宮の佐野君が、初めてのロングディスタンス・トライアスロンに挑戦する大会として、バラモンを選んだところから始まりました。僕自身は昨年、3年ぶりにロングに挑戦し、木端微塵に打ち砕かれ、やはり年に一度はロングの大会に出場したいと考えたものの、毎年、海外に行くような時間もお金もなく、国内のロングの大会4つのうち、3つが抽選ということで、先着でエントリーできるバラモンに行こうと決め、それが佐野君の希望と合致したわけです。

佐野君との出会いは7~8年前に遡るわけですが、それから会って話した回数は数えるほど。それでも一緒に旅することに迷いがなかったのは、同じように青年会議所(JC)で活動していたことと、佐野君の飾らない人柄によるところが大きく影響しました。まあ、一言で言うと、JCの理事長をやったヤツは気持ちいいヤツが多いってことです。

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長崎港で佐野君と合流

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僕と佐野君の間にいる吉田君は、福江JCの直前理事長。

佐野君は石橋を叩いて壊すタイプで、ロングにたどり着くまでに10年を要しました。僕の場合は3年目でロング。普通は3年から5年くらいだと思うので、だいぶ思いハンマーで叩きまくるタイプだってことですね。僕も人に話すときに「ミドルはショートの延長にあるけど、ロングは別物」と言うことが多いのですが、ミドルを完走したことがある人にとっても、ロングは別世界。恐怖を感じます。

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スタート前の二人。

スタート以降、僕と佐野君は会うことなく、それぞれのレースを進めました。スイムのときには、あまりのうねりと波に、スイムの苦手な佐野君は無事だろうかと頭をよぎったものです。

バイクでも出会うことなくランに進み、ついに再会したのは僕がラン16キロほどの位置だったと思います。一周目の5キロあたりを元気に走る佐野君とハイタッチ。制限時間まで余裕のあるタイミングで元気な姿を見て、安心するのと同時に、あのままのペースで走られたら、タイム差を縮められると焦ったものです。そこから二度、すれ違い、ほとんどタイム差は変わらないままで僕はゴール。シャワーを浴び、食べたくないけど、無理やり腹に食べ物を詰め込んで、佐野君のフィニッシュを待ちました。そして、スタートから13時間35分9秒。ついにそのときを迎えました。

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佐野君がついにゴール!アイアンマンディスタンスを完走!

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吉田君、佐野君、僕、ミナコさんと。

佐野君はゴールできてホッとした、と言っていましたが、ほんと、安心するんです。完走できたという達成感よりも、ずっと張りつめて、緊張していたところから解放されて、もっと言うと、無事に完走できて安心するんです。僕自身も、ともに挑戦した佐野君が無事に戻ってきてくれて安心しました。

それにしても、よくこんな馬鹿げた距離を完走したものです。おめでとう佐野君。そして、素晴らしい旅をありがとう。またいつか一緒に旅しよう。