珍しくw仕事のことです。
どうやら三重県と愛知県のみで、伊勢湾台風以降に流行した、屋根瓦の補強を目的としていながらも、まったくといって良いほど効果が無い、鉄筋縛り付け工法。もちろん当時は少しでも丈夫にしようとして考案された工法だったはずなんですけどね。今となっては無用の長物です。実際に、僕が若かったころは、鉄筋を使ってほしいという発注がありましたから、場合によっては20年くらい前までやっていた人もいるかも。
せっかく銅線で縛ってあるのに、鉄筋が錆びて膨張し、銅線を切ってしまいます。
棟に至っては、銅線は鉄筋を縛っているだけで、瓦には触れてもいません。
とにかく全部撤去して、ビス留めします。棟は銅線をギュッと縛ります。
これでかなり丈夫になります。瓦に鉄筋が縛り付けられている家に住んでいる人は、鉄筋が落ちてくる前に、撤去とビス留めを依頼してくださいね。