トライアスリート屋根屋、四代目屋根誠・竹内のブログ

旅好きな屋根屋でトライアスリートの竹内賀規が、トライアスロンのことやトレイルランニングのことを書くついでに、屋根のことや瓦のことを書きます。

ドローンと職人の融合

トライアスリート屋根屋、常滑は屋根誠の竹内です。

 

雨漏りして、床に水たまりができちゃうという家に行ってきました。

ドローンで瓦をチェックしても、ほぼなんともなく、こりゃあ上ってみるかなと思いながら、建物の横にドローンを回してみると、こんなになっていました。

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壁が落ちてしまっていて、土が丸見え。

 

さらに、よく見てみると、穴が空いています。ここまでは僕が屋根に上がる前に、お客さんと一緒に見ています。

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屋根からの雨漏りで床に水たまりができるほどとなると、瓦がしっかり割れていたり、めくれていたりするものですが、壁がこんな風だと、さすがにしっかり雨漏りすることもあります。っていうか、壁からの雨漏りというのも、けっこう多いものです。サイディングとかガルバリウム鋼板といった、最近の壁材だと、どこから雨漏りしているかわからないことがありますが、昔の建物は簡単に見つかることが多いですね。ちなみにこの建物は築94年で初めての雨漏り。壁が落ちたのも初めて。良い職人さんの仕事は、やっぱり長持ちします。

 

とはいえ、さすがに築94年の建物なので、屋根も傷んできている場所はありました。

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この写真も拡大して見てみたら、おや?と思うところがありました。

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やっぱりドローンだけでの判断は難しい、というか、直接、確認したいので、上ってみたら、こんなになっていました。

 

漆喰が外れて、穴が空いてしまっています。

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中が丸見え。

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やっぱりドローンだけではわからないこともあるので、実際に屋根に上って確認することは大切です。

 

たまたまめくった瓦なんて、こんなふうになってたし。

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ドローンなんて最新の技術だけど、まだまだ職人の目には敵いません。うまく融合させて、良い仕事に繋げないとね。