トライアスリート屋根屋、四代目屋根誠・竹内のブログ

旅好きな屋根屋でトライアスリートの竹内賀規が、トライアスロンのことやトレイルランニングのことを書くついでに、屋根のことや瓦のことを書きます。

屋根材の色で家の中の暑さが変わる。

トライアスリート屋根屋、常滑は屋根誠の竹内です。

 

瓦では対応できないほど屋根勾配が緩くて、板金が葺いてある建物の屋根点検を依頼してもらいました。けっこう傷んでいる部分があるので、板金屋さんに葺き替えを依頼して、うちは板金と瓦の取り合い部を触る感じで対応することにして、一緒に屋根の上で話しているときに、板金屋さんが「夏に白い板金を張ると、黒い板金と比較して、全然暑さが違う」と、言っていました。

 

以前に、屋根材による屋内の温度の違いについては書きましたが

yoshikixxtri.hatenablog.com

確かに色による違いもあります。黒よりもグレー、グレーよりも白のほうが、間違いなく熱くなりにくい。

 

黒やグレーの瓦は見たことあるけど、白い瓦なんてあるのかよ?という声が聞こえてきそうですが、あるんです。白い瓦。

これは鶴弥のサマースノーという色。

f:id:yoshikixx:20180720232917j:plain

f:id:yoshikixx:20180720232941j:plain

 

葺いた感じはこれ↓

f:id:yoshikixx:20180720233038j:plain

なにやら光の反射率は60%らしいです。60%も反射してくれたら、そりゃ涼しくもなります。

 

10年ほど前に、パラグライダーを趣味にしている人と話す機会がありました。「森の上を飛んでいて民家の上空に差し掛かると、上昇気流があるのがわかる」と言っていました。確かに屋根の上は暑いので上昇気流も生まれて然るべきです。

 

化粧スレートや板金にも白色はありますが、瓦にもあります。

これからの日本はどんどん暑くなるはずなので、暑さを基準にして屋根材の色、瓦の色を選ぶというのもアリかもしれません。