瓦では対応できないほど屋根勾配が緩くて、板金が葺いてある建物の屋根点検を依頼してもらいました。けっこう傷んでいる部分があるので、板金屋さんに葺き替えを依頼して、うちは板金と瓦の取り合い部を触る感じで対応することにして、一緒に屋根の上で話しているときに、板金屋さんが「夏に白い板金を張ると、黒い板金と比較して、全然暑さが違う」と、言っていました。
以前に、屋根材による屋内の温度の違いについては書きましたが
確かに色による違いもあります。黒よりもグレー、グレーよりも白のほうが、間違いなく熱くなりにくい。
黒やグレーの瓦は見たことあるけど、白い瓦なんてあるのかよ?という声が聞こえてきそうですが、あるんです。白い瓦。
これは鶴弥のサマースノーという色。
葺いた感じはこれ↓
なにやら光の反射率は60%らしいです。60%も反射してくれたら、そりゃ涼しくもなります。
10年ほど前に、パラグライダーを趣味にしている人と話す機会がありました。「森の上を飛んでいて民家の上空に差し掛かると、上昇気流があるのがわかる」と言っていました。確かに屋根の上は暑いので上昇気流も生まれて然るべきです。
化粧スレートや板金にも白色はありますが、瓦にもあります。
これからの日本はどんどん暑くなるはずなので、暑さを基準にして屋根材の色、瓦の色を選ぶというのもアリかもしれません。