常滑のあるお宅に屋根の点検で伺いました。下から見たでけでも、何やらおかしなことがやってあるなぁと思って上ってみると。
ばっちりコーキング。
こんなふうに水下のところが埋めてあるところも有り。雨漏りさせるつもり満々ですね。
訪問販売の悪徳業者に施工させたらしいです。お客さん曰く「見積が安かった」とのことですが、そんなわけありません。利益率9割です。ぼったくりです。
この工事をしているときに、お客さんが下から見ていると、作業をしていたヤツ(職人ではない)が、「何を見とるんだ?信用してないのか!?」と怒鳴ったらしいです。自分たちがまともなことをやっていないという意識があるんですね。そりゃあ、2時間もあればお終わるような作業に、丸一日を使うために、ほとんどの時間は屋根の上でダラダラしているのを見られたらバツが悪いですからね。それにしても怒鳴らなくてもいいのに。お客さんも、朝、現場に来た作業員を一目見たときから、何か
雰囲気がおかしいと感じていたとのことです。
僕たち屋根屋の仕事というのは、お客さんに見てもらう機会がほとんどありません。お客さんは職人を信頼して、任せるしかないんです。そして、見てもらえないからこそ、職人のレベルの違いが伝わりにくいし、丁寧な仕事をしていても伝わりにくい。
もちろん写真を撮ったりはするのですが、それでも、伝えられることはほんの少しです。写真を見てもらいながらの説明と、人柄が伝わるようにたくさん話しをして、お客さんが安心して任せてくれるような屋根屋であるべきだと思います。