この前の仕事はここのすぐ近くでした。
でっかい招き猫の頭『とこにゃん』です。常滑の焼き物散歩道の一角にあります。地元なので、こんなところで写真を撮ったのは初めて。
常滑は招き猫の生産量(出生量?)で日本一。こういう顔をした招き猫のことを『常滑型』と呼びます。ちなみに左手を上げているのは『人を招く』、右手を上げているのは『お金を招く』と言われています。とこにゃんは左手ですが、常滑イオンのでっかい招き猫は右手。さすがイオン。
焼き物散歩道というのは、細く、曲がりくねった道が入り組んでいます。屋根の上から見ても、家がびっしり。
軽トラックすら入れないようなところに、黒い壁の、いぶし瓦が葺かれた家が並んでいます。まさしく古くから焼き物で栄えた町の姿です。
町の景観というのは壁と屋根で決まります。屋根ってほとんど見えないんですけど、その、ちらっと見える屋根が景観に与える影響は、とても大きいものです。
もう使われていない煙突の上には木が生えていたりします。この煙突の維持も大変みたいですが、やっぱり煙突があると画になるんですよね。
この塀は、たぶん昔の焼き物の窯で使われていた耐火煉瓦の再利用。
今回、僕が仕事で通った散歩道は200m程度だと思いますが、それだけの間にも、まだまだ見どころがあります。焼き物散歩道って面白いんですよ。