トライアスリート屋根屋、四代目屋根誠・竹内のブログ

旅好きな屋根屋でトライアスリートの竹内賀規が、トライアスロンのことやトレイルランニングのことを書くついでに、屋根のことや瓦のことを書きます。

焼き物散歩道は黒い壁といぶし瓦

トライアスリート屋根屋、常滑は屋根誠の竹内です。

 

この前の仕事はここのすぐ近くでした。

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でっかい招き猫の頭『とこにゃん』です。常滑の焼き物散歩道の一角にあります。地元なので、こんなところで写真を撮ったのは初めて。

常滑は招き猫の生産量(出生量?)で日本一。こういう顔をした招き猫のことを『常滑型』と呼びます。ちなみに左手を上げているのは『人を招く』、右手を上げているのは『お金を招く』と言われています。とこにゃんは左手ですが、常滑イオンのでっかい招き猫は右手。さすがイオン。

 

焼き物散歩道というのは、細く、曲がりくねった道が入り組んでいます。屋根の上から見ても、家がびっしり。

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軽トラックすら入れないようなところに、黒い壁の、いぶし瓦が葺かれた家が並んでいます。まさしく古くから焼き物で栄えた町の姿です。

 

町の景観というのは壁と屋根で決まります。屋根ってほとんど見えないんですけど、その、ちらっと見える屋根が景観に与える影響は、とても大きいものです。

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もう使われていない煙突の上には木が生えていたりします。この煙突の維持も大変みたいですが、やっぱり煙突があると画になるんですよね。

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この塀は、たぶん昔の焼き物の窯で使われていた耐火煉瓦の再利用。

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今回、僕が仕事で通った散歩道は200m程度だと思いますが、それだけの間にも、まだまだ見どころがあります。焼き物散歩道って面白いんですよ。

 

常滑で昔から仕事をさせてもらって、常滑らしさを感じながら仕事をできるというのは、幸せなことなんだと思います。