以前のブログにも書いた、地元・常滑が舞台となっているアニメ映画『泣きたい私は猫をかぶる』をついに観ました。
まずは常滑っ子としての感想から。
常滑のまちが上手く描かれていて、常滑ならではのまち並みが、映画の世界観とぴったりです。常滑は小さな坂の連続のまちで、その坂や家々から生まれる高低差が、猫の動きを生き生きとさせてくれます。
主人公ムゲたちが通う常滑市立常滑北中学校の建物は、僕の母校、県立常滑北高校(現在は統合されて常滑高校)がそのまま。卒業して30年になりますが、玄関や下駄箱、渡り廊下や中庭の雰囲気を思い出しました。
ムゲの家がある場所も坂の勾配や曲がり具合が完璧。神明社への階段や焼き物散歩道も雰囲気が出ています。僕にとっては出てくる風景の一つひとつが知っている風景ですが、知らない人にとっては焼き物が埋め込まれた壁や歩道等、少し不思議な感じかも。映画を観てから常滑に来てもらえると、かなり楽しんでもらえると思います。
映画の内容について。
中学生たちの瑞々しい感情、切なさみたいなのが描かれていますが、大人が観ても感動する深みもあります。猫好き、動物好きの人にも楽しんでもらえると思います。地元じゃなくてもなんか懐かしい感じもあるんじゃないかな。とても面白かったです。ネットフリックス以外で観られないのが残念。でも、これを観るためだけでも、ネットフリックスに加入する価値があります。
常滑を舞台にこんな素敵な映画が生まれるなんてね。