ついにパワーメーターを導入した竹内。パワーメーターを導入したということは、FTPを計測しなければいけません。
FTPというのは『Functional Threshold Power』の略で直訳すると『実効出力閾値』とのこと。よーわからんw 簡単に表現すると『一時間でちょうどぶっ倒れるまで、全力でペダルを回したときの平均パワー』ってことになります。死ぬほど大変だってことですね。
FTPを計測することで、練習にパワーを基にしたメニューを取り入れることもできるし、自分が出し続けられるパワーを可視化できるの、レース中に無理することも、手を抜くこともなくなります。無駄がなくなるということです。そして、数か月に一度、FTPを計測することで、練習の効果が出ているかどうかを知ることもできます。
上で『ぶっ倒れるまで1時間』と書きましたが、実際にぶっ倒れるまで1時間、道路で自転車に乗るのはほぼ不可能なので、屋内のローラーで行うのが普通です。それも1時間ではなく20分間。20分間の平均パワーから3%~5%をマイナスすることで計測できるらしいです。
まずはしっかりとアップします。柴田卓也せんせいのメニューに書いてあったアップは無視して、元プロロードレーサー・宮澤崇史さんがヨーロッパでタイムトライアル前に行っていたというアップ方法を導入しました。
アップ方法
体重の2倍のワット数からスタート
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1分ごとに10~15Wずつ増やし、FTPの110%まで上げる
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1分レスト
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(30秒の全力スプリント→30秒レスト)×3セット
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ゆっくり5分流す
アップ後に20分間全力スタート。最初に上げすぎると後半にタレるので、前半は抑えめに。と、言いながらも、5分の時点で心拍数は155オーバー。ここで上げすぎるとヤバいということで、ギアを二枚重く、体重を使ったペダリングに変更。しかし徐々に上がっていく心拍数。とにかくこのままで15分まで行こうと決意。パワーメーターの数字は230w~280wくらいを推移。せんせいの前では「280wは楽勝ですよ(笑)」とか言った自分が恥ずかしい。
10分が経過し、このままでは保たないかもとの考えがよぎるけど、ここで粘ればハワイに行けるとなれば、引かないよな?と自分に問いかけ続けて、心拍数175前後で粘る。
15分が経過。残り5分は全開と思っていたけど、とてもじゃないけど上げたら5分も保たないと判断。残り2分からはケイデンス(ペダルの回転数)をキープしながらギアを二枚重くして、全力で回す。途中からは心拍数もパワーも見ないで、ケイデンスだけ見るようにして、自分に限界を作らないようにしました。
最後の2分は気が遠くなってきて、目を開けていられないほどのツラさでしたが、最大心拍数が180を記録したので、それも当然かも。
心拍ゾーンも84%でゾーン5なんだから、手抜きしていないことはわかりますねw
そして肝心のパワーは
平均247w、最大平均パワーは248w。最大平均パワーという言葉の意味がわかりませんが、そういうことらしいです。
で、こっから5%を引くと235w。なんだこれ?おれってこんなに非力なの?確かにインフルやらなんやらで、あんまりパワートレーニングが出来ていないけど、それにしてもヘボくない?
パワーメーターの目的は自分の力を可視化することであり、現状を正確に把握すること。己の無力を知ることができたので、柴田せんせいに記録を提出して、今後に生かしていきます。