トライアスリート屋根屋、四代目屋根誠・竹内のブログ

旅好きな屋根屋でトライアスリートの竹内賀規が、トライアスロンのことやトレイルランニングのことを書くついでに、屋根のことや瓦のことを書きます。

困難から逃げるのか、乗り越えるのか

トライアスリート屋根屋、常滑は屋根誠の竹内です。

 

今日は故障明けで初めて、加木屋緑地1周2.5キロを5周、12.5キロ走ってきました。3周はアップとしてゆっくり走って、4周目だけはペースを上げて、13分11秒くらいと、故障明けとしてはまあまあ。膝の痛みもほとんど無いし、上げていけそうです。

 

順調に行くことなんて、ほとんど無い

トライアスロン、特にロング(スイム3.8キロ、バイク180キロ、ラン42キロ)をやっていると、全てが順調で、予定通りに進むことなんて、まずありません。

 

スイムでは予想より波が高くて進行方向がわからなくなったり、水の流れが強くてまっすぐ進まなかったっりするし、バイクでは水の入ったボトルや、食べ物を落とすこともあれば、チェーンが落ちることもあり、ランでは体が食べ物を受け付けなくなったり、あらゆるところに痛みが出ることもあります。

 

これらは全て想定外なのですが、しかし、必ずといって良いほど、なにかが訪れます。そして、大切なことは起こったことを嘆くのではなく、困難を受け入れ、乗り越えることで、それこそがトライアスロンで学んだことでした。

 

トライアスロン専門誌『LUMINA』のweb版にも、そんなコラムが掲載されていました。

 

lumina-magazine.com

 

僕が常々考えてきたことと同じで、目標に向かって進もうとして、なにか障害が現れたときに、それを『できない理由』として諦めるのか、『クリアすればできること』として捉えるのか、で、その先に進めるか否かが変わってくると思うんです。

 

簡単なことは仕事にならない

これって仕事でも同じことが言えると思います。

屋根の上で、めちゃくちゃ難しい納まりに出会ったとき「なんじゃこりゃ?こんなの上手く納まるんか?」と悩むこともあるし、雨漏りの原因を突き止めるのに悪戦苦闘して、土砂降りの中でカッパを着て、ずっと雨漏りしている個所を見つめたり。あるいはお客さんの目の前で一文字や刻み袖を合わせたり。

 

そこで適当にごまかすのであれば、僕たち職人の仕事に価値は無いと思うのです。

困難にぶち当たったときにこそ、職人としての真価が問われるんだろうし、その困難を乗り越えて、お客さんに喜んでもらえたときにこそ、職人としての喜びがあるんだと思います。

 

昨日の夜、若手の職人さんたちから刺激をもらったので、今日は真剣に書いてしまいました。日本の職人さんはやっぱり凄いですね。

 

ではでは。