祭の次の日の今日。うちのお客さん、藤井組の柴田店長と一緒に半田の現場に行ってきました。
そちらは棟の瓦が一枚なくなっていました。
瓦が無くなってから、けっこうな時間が経っていることが、上から見るとわかります。
土が流れてなくなっています(^^;)
こんなになっても雨漏りしないんだから、瓦屋根って不思議です。
他には棟の漆喰が一部、欠けていたりしたのですが
本題はここからです。
塩焼きという赤い瓦が使われているということは、築60年くらい。その割りには綺麗な屋根です。
ここに『ラバーロックしませんか?』『近くで工事しているので、今なら安くできます。』というお決まりの営業が来たそうです。
ラバーロックについて詳しくは、下記のブログを参照してください。
先日、書いた悪徳業者がうたう『屋根シールド』とやらも同じ工法です。ラバーロックという名前が、屋根関係の悪徳業者の代名詞になってきたので、自分たちで新しく考えた名前なんでしょうね…。
屋根の一部が壊れていたり、漆喰がはがれていたり、もしくは変色していると、悪党業者は付け入ってきます。
今回のお客さんは怪しいと思って連絡をくれたので、被害にあわずにすみましたが、見積金額は64万円だったそうです。漆喰工事は一式10万円でした。10万円は一式ではないですね(笑)
いつもお世話になっている、瓦メーカー岩福セラミックスの小田さんと話していたら「あいつらはあらゆる業種で営業をやっていたツワモノで、とにかく喋りが上手くて、人を騙すことをなんとも思ってない」と言っていました。
営業職をやっていた会社の倒産等で失業した人が、歩合制で稼げるところに流れ着くわけです。
食っていくために仕方なく始めたことが、いつの間にか儲かるからと、モラルを失い、犯罪まがいの行為に手を染めるわけです。
何度でも書きますが、飛び込みの営業が来たら、屋根に上らせないこと、すぐに工事させないこと。地元業者に必要な工事かどうかを確認して、合い見積もりをとることを徹底してくださいね。
ではでは。