トライアスリート屋根屋、四代目屋根誠・竹内のブログ

旅好きな屋根屋でトライアスリートの竹内賀規が、トライアスロンのことやトレイルランニングのことを書くついでに、屋根のことや瓦のことを書きます。

悪徳業者から救う

トライアスリート屋根屋、常滑は屋根誠の竹内です。

 

祭の次の日の今日。うちのお客さん、藤井組の柴田店長と一緒に半田の現場に行ってきました。

 

そちらは棟の瓦が一枚なくなっていました。

f:id:yoshikixx:20170403191316j:plain

瓦が無くなってから、けっこうな時間が経っていることが、上から見るとわかります。

f:id:yoshikixx:20170403191432j:plain

土が流れてなくなっています(^^;)

こんなになっても雨漏りしないんだから、瓦屋根って不思議です。

 

他には棟の漆喰が一部、欠けていたりしたのですが

f:id:yoshikixx:20170403191641j:plain

本題はここからです。

f:id:yoshikixx:20170403191805j:plain

塩焼きという赤い瓦が使われているということは、築60年くらい。その割りには綺麗な屋根です。

 

ここに『ラバーロックしませんか?』『近くで工事しているので、今なら安くできます。』というお決まりの営業が来たそうです。

ラバーロックについて詳しくは、下記のブログを参照してください。

www.yane-savers.jp

 

先日、書いた悪徳業者がうたう『屋根シールド』とやらも同じ工法です。ラバーロックという名前が、屋根関係の悪徳業者の代名詞になってきたので、自分たちで新しく考えた名前なんでしょうね…。

 

屋根の一部が壊れていたり、漆喰がはがれていたり、もしくは変色していると、悪党業者は付け入ってきます。

 

今回のお客さんは怪しいと思って連絡をくれたので、被害にあわずにすみましたが、見積金額は64万円だったそうです。漆喰工事は一式10万円でした。10万円は一式ではないですね(笑)

 

いつもお世話になっている、瓦メーカー岩福セラミックスの小田さんと話していたら「あいつらはあらゆる業種で営業をやっていたツワモノで、とにかく喋りが上手くて、人を騙すことをなんとも思ってない」と言っていました。

 

営業職をやっていた会社の倒産等で失業した人が、歩合制で稼げるところに流れ着くわけです。

 

食っていくために仕方なく始めたことが、いつの間にか儲かるからと、モラルを失い、犯罪まがいの行為に手を染めるわけです。

 

何度でも書きますが、飛び込みの営業が来たら、屋根に上らせないこと、すぐに工事させないこと。地元業者に必要な工事かどうかを確認して、合い見積もりをとることを徹底してくださいね。

 

ではでは。