トライアスリート屋根屋、四代目屋根誠・竹内のブログ

旅好きな屋根屋でトライアスリートの竹内賀規が、トライアスロンのことやトレイルランニングのことを書くついでに、屋根のことや瓦のことを書きます。

屋根の上で素晴らしい仕事に出会いました。

トライアスリート屋根屋、常滑は屋根誠の竹内です。

 

あの人からこの人の関係で連絡があって、島に行くってことだから、その人を紹介して。なんか面白いことが起こりそうな予感…。もしかして、僕もそこにいられたら最高の経験ができそうだし、もしいられなくても、その融合のきっかけを作れただけでも幸せだろう。

 

さて、こないだのことですが、修繕の見積もり依頼で伺ったお宅の屋根に上ると、入母屋に棟違い三カ所、さらには葺き下ろし二カ所まであって、めちゃくちゃ入り組んだ屋根だったのですが、何よりも驚いたのが、仕事の丁寧さでした。


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土葺きの瓦は、葺かれてから45年を経た今も、わずかな緩みもありません。

見れば見るほど、基本をしっかりと抑えた良い仕事で、感心してしまいました。

この辺りでこのレベルの仕事をしているということは、もしかしてうちの親父の業かと思ったのですが、銅線の使い方等、細部の仕上げが違いました。

 

お客さんに「めちゃくちゃいい仕事してますね。良い職人さんの仕事を見ることができて嬉しいです。」と伝えると、お客さんが「やっぱりそうなの!?なんかの賞を穫った人に葺いてもらったんだわ」と、お客さんも喜んでいました。

 

そうなんです。お客さんにはなかなかわからなくても、職人同士ならわかることがあります。もちろん僕は、この瓦を葺いた職人さんの足下にも及ばないのですが(-_-;)

 

二十年以上この仕事に携わっていますが、良い職人さんの仕事に出会うと、憧れと悔しさが入り混じった複雑な気持ちになります。

 

やっぱり僕は職人なんだな…。

 

ではでは。